やりたい仕事がない大学生のあなたへ|就活どうしますか?

こんにちは!キャリアコンサルタントの金子めぐみです。

 

今回は「やりたい仕事がない」と感じている大学生を中心に、就職活動をどうすればいいのかを一緒に考えていきたいと思います。

もちろん、高校生のあなた、それからすでに就職しているけれど今の仕事はやりたい仕事ではないというあなた、そして、働きたいとは思うけれどやりたい仕事がないという主婦のあなたが読んでも少しだけ心が軽くなる情報になるように頑張って書きますね。

 

「やりたい仕事がない」「自分が何をやりたいのかわからない」という状況で就職活動をするのは、かなりつらいですよね。

 

わたし自身、20代までは自分のやりたい仕事が何なのかまったくわかりませんでした。

若くてやる気もあったはずの時期を無駄にしてしまったようにも感じますが、でもその時期があったからその後頑張れたような気もします。

 

苦しいとかつらいとか感じることもあるけれど、人生に無駄なことは何もないはずです。

あなたもどうか焦らずに悩みすぎずに、でも真剣に自分と向き合っていきましょう。

 

それでは、やりたい仕事がないあなたはどんな就職活動をすればいいのか考えていきましょう!

 

1. やりたい仕事がないまま就活することの危険性

1-1. 就職が決まっても幸せを感じない

「やりたい仕事がない」という状態で就職活動をして無理に選んだ会社に内定をもらえたときには、安心はするかもしれませんが心から幸せを感じることはないと思います。

 

就職活動をすると決めたら、「エントリーシートの記入方法」や「面接での対応」などのノウハウをネットで集めますよね。

そして実際の面接ではノウハウ通りに平然と「企業への熱意」があるふりをするはずです。

この時点ですでに面接官に嘘をついているだけでなく、自分の心にも嘘をついています

 

そんなウソの熱意で採用されても、その会社のことをあなたは「その程度の(レベルの低い)会社」としか思えないでしょう。

 

自分にも企業の担当者にも嘘をつき、そんな嘘の面接で採用されても本当の幸せを感じることはできないはずです。

 

1-2. 就職後に今より悩むことになる可能性も

「やりたい仕事がない」と思いながら就職活動をして内定をもらい、入社したとします。

とりあえず収入は保証されましたし、ご両親もほっとして喜んでくれたかもしれません。

 

あなたが想像する通り、働き始めてからのすべてが順風満帆に流れることはまずありません。

仕事内容が自分に向いていなかったり、人間関係が複雑だったり、どうしても好きになれない上司がいたり…

 

他にやりたい仕事もないからと、そのまま働き続けることはあなたの心を少しずつ蝕んでいきます。

ストレスはどんどん溜まり、せっかく保証された給料を無駄なことに使ってしまったり、身体の調子を悪くしてしまったりしはじめます。

やりたい仕事がないまま仕事をするとストレス経費を遣ってしまうという記事はこちら(リンク)

 

仕事が不満ということは、一日のほとんどの時間不機嫌なオーラを発していますから、良い波動を持っている良い人たちと出会えず、トラブルを起こしやすい人とばかり出会います。

 

やっと就職したのに、すぐに辞めるのはどうなんだろう…

転職先も今の会社と同じか、今よりひどくなるかもしれないし…

 

就職後には、そんなふうに就職活動のときよりも悩んでしまうことになってしまう危険性もあります。

 

1-3. いちばん怖いのは嘘が平気な自分になること

これはわたしの個人的な意見ですが、嘘をつくことが平気になってしまうことがいちばん怖いと思います。

 

「やりたい仕事がない」ままに就活をして、就職をする。

そんな人も多いのかもしれません。

様々なストレスを抱えながらも、ひどくブラックな企業でなければ仕事を続けていくことはできるでしょう。

 

「みんなそんなもの」だから、それでいいとあなたは思いますか?

 

「やりたい仕事がない」という状態で自分に嘘をついて就活をして、面接でも嘘をついて入社し、心には不満があるのに見ないふりしてここでも自分に嘘をついて毎日会社へ通う…

さらに今の若い人ならSNSでも「充実しているふり」という嘘も重ねてしまうかもしれませんね。

 

そんな人生で、ほんとうにいいのでしょうか?

 

1-4. やりたい仕事がないことがメリットになることも!

「とくにやりたい仕事はない」という人の中にも、仕事に対する熱意があるという人はいます。

そういう人は、逆に「やりたい仕事がない」ことがメリットになります。

 

たとえば、建設業の人材派遣をおこなっている会社に採用されたある男性(リンク)

 

「やりたい仕事がとくにない」ということは「仕事の内容はほぼ何でもいい」のですから、幅広い就職活動が可能になります。

「どんな仕事でも上に行くために頑張ってみる!」という熱意があれば、ベンチャー企業のような伸びしろのある会社を選ぶのも面白いでしょうし、学歴が高いなら一流の会社でやってみるというのも素晴らしい経験になるでしょう。

 

しかし、競争率の高い会社を受ける場合は、その業種、企業、仕事の内容に興味がない(やりたい仕事がない)のに、熱意だけを相手に伝えるのはとても難しいことかもしれません。

きっと、本当に心からの(嘘をついていない)仕事に対する熱意が伝われば採用につながるのでしょうね。

 

2. やりたい仕事がない理由をみつけよう

2-1. 周囲の期待に応えようと生きてきた

「やりたい仕事がない」というあなたは今までの人生、親や先生など周囲の期待に応えようとして生きてきたのかもしれません。

 

親の育った時代はあなたが育った時代より20年~40年前です。

親の親が育ったのもそのまた20年~40年前ですよね。

 

あなたの親は、その親(あなたにとっての祖父母)に言われるとおりに生きてきて幸せだったのかもしれません。

 

勉強して、高い学歴を身につけて、就職活動して社会へ出る…

 

そんな「幸せのスタンダード」が、親と親の親(祖父母)の育った時代にはあまり変化がなかったからです。

 

けれど、あなたの親が育った20年~40年前とあなたが育った現代は世の中が大きく変化しています

あなたの親が見たことも聞いたこともない仕事がたくさんあり、学歴が通用しない世界がたくさんできています。

 

親の時代にはみつけられたかもしれない「やりたい仕事」が今のあなたにみつからないのは、時代の変化が大きすぎて親のアドバイスの有効性が低くなっているからかもしれませんね。

 

2-2. ほんとうの気持ちを見ないようにしてきた

「やりたい仕事がない」というあなたは、自分のほんとうの気持ちを見ないようにしてきたのかもしれません。

 

小さなころには気軽に口にした「やりたい仕事」も、思春期を過ぎるころからは口にしなくなったのではありませんか?

 

あなたの育った環境に、親も含めて「ドリームキラー」がいたのかもしれませんね。

あなたが夢を口にすると、軽く笑う、そんなのは無理と言う、できっこないと否定する…

 

そんなドリームキラーが周囲にいると、自分がほんとうにやりたいことを口にする度にひどく傷つきます。

傷つくことは誰でも嫌ですから、夢を口にすることもなくなるでしょう。

 

あなたがドリームキラーの機嫌を取るために、自分の心に嘘をついて一般的には「安定している」「一流の会社」などと言われるような仕事をしたいと口にしてみると、ほめられたり喜ばれたりします。

そして、そのうち自分がほんとうにやりたいことは心の奥に押し込めてフタをしてしまいます。

 

ほんとうの気持ちを伝えると傷つくという経験は、あなたが自分のほんとうの気持ちを見ないように、見て見ぬふりをするようにしてしまったのかもしれません。

 

2-3. 仕事はつまらないもの、つらいものと教え込まれた

「やりたい仕事がない」というあなたは、誰かに

「仕事はつまらない」

「仕事はきつい、つらい」

「仕事はお金のために仕方なくするもの」

というようなネガティブな印象を教え込まれたのかもしれません。

 

相手には「教え込む」つもりはなくても、日々一緒に生活する人やあなたが影響を受けやすい人が仕事に対する不満や愚痴を口にしていれば、自然と子どもだったあなたの心はそれを吸収してしまいます。

 

心の奥深くにしみこんだそのイメージを払拭するのには時間がかかりますが、必ずできることなので「やりたい仕事」がみつかるまで頑張ってみるといいと思います。

やりたい仕事がない女性のための記事はこちら(リンク)

3. やりたい仕事がない人こそキャリアコンサルティングを

3-1. キャリアコンサルティングはアドバイスでも指導でもありません

「やりたい仕事がない」という人はキャリアコンサルティングを受けることをおすすめします。

キャリアコンサルティングはあなたにお仕事についてのアドバイスや指導をするのとは違います。

 

キャリアコンサルティングとは、あなたが自分で聴くことのできないあなたの心の声を、あなたと一緒に聴いていくお手伝いをすることです。

 

あなたの通う大学には「キャリアセンター」「就職相談室」というものがあるはずです。

 

就職活動に関する情報は、それぞれの学生が手軽に自分のスマホから手に入れられる時代ですから、あえて利用しない人も多いかもしれませんね。

それに、自分の就職に口を出されるみたいで嫌だというのもあるかもしれません。

 

キャリアコンサルティングという言葉の意味はなんとなく「仕事に関する相談」のように理解されていても、本当の意味やメリットはまだよく知られてはいません

 

キャリアコンサルタントや産業カウンセラー、心理カウンセラーなど「傾聴」を学んでいる人はあなたの話をただ聴いて相談にのるというわけではありません。

あなたが気づいていないあなたの心の声を

あなたと一緒に寄り添って聴いていくのです。

自分ひとりでは気づくことのできない自分の心がわかって驚くこともあるはずです。

 

もし「やりたい仕事がない」という状態で3年生、4年生になってしまったのなら一度そうした場所で相談してみると良いですよ。

ただし、大学職員として働いているだけで傾聴を学んでいない担当者と話をしても何の解決にもなりません

 

就職率を上げるために「やりたい仕事がない」というあなたに就職活動の方法などを説明しはじめるような人ではダメなのです。

 

相談してみて、自分が気づかない自分の気持ちにたどり着いたかどうか、1回ではそこまでいかなくてもその人と話をしていると気持ちが落ち着いて自分をみつめることができたか、自分の直感で担当者を選ぶことが大切です。

 

3-2. 適職検査(アセスメント)を受けたことがありますか

あなたは職業適性検査を受けたことがあるでしょうか。

「やりたい仕事がない」というくらいですから、ネット上で無料の検査くらいはしているかもしれませんね。

 

あなた自身をあなたがよりよく知るためにおこなわれる検査をアセスメントといいます。

 

アセスメントには尺度が標準化していて質問紙などを使って誰もが実施できる「フォーマルアセスメント」と、尺度が標準化されていなくて実施者が経過反応の仕方などを評価してカウンセリング、コンサルティングをおこなう「インフォーマルアセスメント」があります。

(アセスメントについてはまた別の記事で書きますね!)

 

自分でも知らなかった自分の性格の傾向や職業に対する興味を知ることで、心の奥に押し込めてフタをしていた「やりたい仕事」のヒントがみつかるかもしれません。

 

フォーマルアセスメントは結果が数値化されますから自分でも判断はできますが、結果を見ながらキャリアコンサルタントにキャリアカウンセリングをしてもらうことでより自分に対する理解を深めることができますよ。

 

4. やりたい仕事がないことを苦しまないで

4-1. 親と対等に話し合えますか?

「やりたい仕事がない」ということについて、あなたは親と対等に話し合えますか?

 

まだ学生のうちは、やはり親には世話になっているという意識があるでしょうし、そうでなくても子どもはみんな親には愛されたいと思っていますから親が心配するようなことは言えないかもしれませんね。

 

仕事に対する意識が、親と自分では違うことに無意識に気が付いているために「やりたい仕事がない」という心の状態になっているということも考えられます。

 

厳しいことを言ってしまいますが、

親はあなたの人生の幸福を保証することはできません

それに(子どもが過労死してはじめて気づく親もいるかもしれませんが)、親は「あなたが幸せに生きている」ことがいちばん幸せなはずです。

 

親を幸せにするつもりで有名企業や一流企業、親の望む職業に就職して、ストレスを溜めて最悪命を落とすような結果になるくらいなら、安定していない仕事に就いて親が悲しんだとしても、あなたがやりたいと思う仕事を楽しくしている方がずっといいのだと思いますよ。

 

4-2. これから出会えると考えることも必要

「自分にとっての天職」といえるような「やりたい仕事」ってなんだろう、としっかり自分と向かい合った方が幸せになれると思います。

やりたい仕事がないあなたが天職を考えてみる記事はこちら(リンク)

そして、やりたい仕事ってなんだろうと自分と向き合う絶好のタイミングは学生から社会人になる今だと思います。

 

けれど、たとえキャリアカウンセリングをおこなってあなたが自分と向き合っても、すぐにやりたい仕事がみつかるとは限りません。

また、やりたい仕事がみつかったとしても、あなたにマッチングする仕事がすぐにみつかるとも限りません。

 

そうしている間にも卒業は迫ってしまいます。

 

就職していないという状況が自分にとっては不幸だという場合には、やっぱり就職活動をするしかありません。

「やりたい仕事にはこれから出会える、これからみつかる」と今は保留にすることも必要かもしれませんね。

 

心配しなくても大丈夫です。やりたい仕事にはきっと出会えますし、そのときのあなたはそれに向かって努力できるはず。

あんがい、あなたが腹を決めて就職活動をして採用されたところに、やりたい仕事が待っているということもあるかもしれません。

 

 

お恥ずかしい話ですが、わたし自身の20代は「やりたい仕事ってなんだろう」と考えたこともありませんでした。

会社にお勤めするといえば女性は事務職中心でしたし、わたしは落ち着いて座っていられないタイプなので「それは無理」と思っていました。

 

親に頼れる立場ではなかったので仕事はしなくてはなりませんでしたが、その場その場で都合の良い仕事をしてきました。

もちろんそれぞれの仕事に楽しさや達成感、お金をもらえるというありがたさはありましたが、仕事に関しては、心からの楽しさややりがいを感じたことはなかったと思います。

 

けれど、人生のどの場面も無駄なことってなくて、そのときの自分には必要なことだったのだろうと今は思います。

それに、あのときの「仕事、行きたくないなあ…」を経験していて良かったと思います。

自分が好きなことをお仕事にしたときにトラブルがあっても「もうあんな気持ちにはなりたくない!」って思えるから投げ出さずに頑張れたのだと思います。

 

 

やりたい仕事がみつからない状態で就職活動をしなくてはならない今はつらい気持ちかもしれませんし、納得できないかもしれませんが、きっとあなたにとって必要なことが待っていると考えてみてください。

 

5. 「やりたい仕事がない」を放置しない

先ほどお話したように、20代ではやりたい仕事がなかったわたしは30歳を過ぎてから自営業で大好きな風船をつかった仕事をはじめました。

 

今、50歳を目前にしたわたしは、「やりたい仕事がない」ことを放置しないでほんとうに良かったと思います。

「やりたい仕事がない」を解決したわたしの自営業の喜びはこちら(リンク)

そもそも家でする仕事、家事全般が大好きだったわたしなので、お金をいただく「仕事」の中に自分がやりたいことなんてない、と当時心の奥で決めてしまっていたのかもしれません。

 

あの頃にもきっとキャリアカウンセラーは存在していたのだと思いますし相談していたらもっと早くやりたい仕事へ向かっていたと思うのですが、そんな存在はまったく知りませんでした。

 

30歳になる前くらいから、もやもやした気持ちをどうにかしたくて自己啓発系の本を読みまくったり、起業した人の本を読みまくったりしました。

思い返せばこの行動が「やりたい仕事がない」という自分をどうにかしたいという気持ちの表れだったのだと思います。

 

こんなふうに、自力で本を読んだり紙にやりたいことを書きだしたりすることはもちろんやりたい仕事に近づく方法です。

けれど、やっぱり時間がかかりました

 

キャリアコンサルティング(キャリアカウンセリング)は、あなたに寄り添ってあなたのほんとうの気持ちを一緒にみつけていくので、一人きりで本を読んでその内容を実践するよりもずっと早く「やりたい仕事」をみつけることができると思います。

【コラム】キャリアコンサルティングでやりたい仕事をみつけたMさん

文学部英文学科で学んでいるMさんは大学4年生。就職活動は友人と情報交換をしながら人並みにしていますが、内定がもらえず焦っていました。

 

Mさんの第一希望は航空会社のグランドスタッフです。

本当はキャビンアテンダントに憧れていましたが、競争率が高くダブルスクールで頑張った人が応募するし、自分は身長が低いので無理だと思いグランドスタッフならチャレンジできると考えました。

他には、旅行関連の仕事を考えていましたが、添乗員のように仕事が不規則だと今付き合っている彼とも会えなくなってしまうと思うとなかなか本気になれない自分がいました。

グランドスタッフも競争率は高いので、他にもどこか受けなくてはと考えて中小企業の商社も数社選んでエントリーシートを提出し、面接まで受けています。

 

 

一人で悩むよりは…と大学のキャリアセンターにいるキャリアコンサルタントに相談してみることにしました。

 

 

はじめは緊張もあってあまり正直な気持ちを話せなかったMさんですが、キャリアコンサルタントが共感してくれるので安心して「彼と会う時間がなくなるのも嫌なんです」ということまで話せるようになりました。

「正直、中小企業の商社なら簡単に内定がもらえるとばかり思っていたのでショックだった」ということまで素直に話すことができたところで、1回目の面談は終了時間になりました。

 

 

 

2回目の面談では、大学に入る前にさかのぼってなぜ英文科を選んだのか、その頃憧れていた職業は何なのか…ということからスタートし、自分が仕事に対して求めるのはやりがいなのか、それとも内容はどうでもよくて時間通りに帰ることができる週休二日の会社がいいのか、ということを深く考えるような質問をされました。

 

Mさんの両親は決して豊かな方ではなかったけれど、グローバルな経験をさせてあげたいとMさんを中学生のとき海外旅行へ連れて行ってくれました。

片言の英語で話すMさんのことを、両親はとても喜んでほめてくれました。

英語ができれば世界中の人と話ができると実感して、それからMさんは英文科へ進もうと考え始めたのです。

航空会社のグランドスタッフを第一希望にしたのは、自分の望みというよりは親に喜んでもらいたいという気持ちの方が大きいことにも気づきました。

旅行会社を検討したのも同様で、親が喜ぶだろうなと考えていたのです。

商社を受けたのも、親がお金を出してくれた大学で学んだ語学を活かさないともったいないと感じてのことでした。

Mさんはかなりショックを受けたところで2回目の面談は終了時間になりました。

 

 

 

3回目の面談では、いちど英文科で学んだということをなしにして考えてみることから始めましょうと決めて2回目の面談を終了したので、Mさんは面談の後「自分がほんとうにやりたい仕事ってなんだろう」と自分と向き合い始めていました。

 

私は本当に語学を活かしたいのだろうか…

 

Mさんは今までの自分を振り返ると、言い訳ばかりしていたことに気づきました。

 

本気でキャビンアテンダントになりたかったら、外資系は無理だとしても身長制限のない国内の航空会社なら受験できたのです。

それなのに「160cmないから無理」と自分で決めて、本気で勉強することから逃げていました。

 

旅行会社で添乗員になったら、彼と会えなくなってしまうというのも言い訳で、彼と会えなくなることと同じくらい、そんな厳しい仕事は自分には無理だし嫌だからと考えて逃げていたのです。

 

商社の中でも中小企業を選んだのも、小さな会社なら定時で帰れそうで、楽だからという理由ですから面接できっと本気度が見えなかったのだろうと気づきました。

 

すると「今、せっかくうまくいっているのに仕事のせいで彼と別れたくない」という気持ちまで「仕事が嫌になったら結婚に逃げたい」という逃げの姿勢だと気づいたのです。

 

 

 

Mさんは、3回目の面談の最初にそのことをキャリアコンサルタントに伝えました。

 

「逃げている自分を見て、どんなふうに感じますか?」

「本当は嫌ですね。逃げても、その先にいいことなんてないと思います」

「その先にいいことなんてない?」

「そう思います。もし、仕事が嫌になって結婚しても…」

Mさんは深く考え込んでしまいました。

「彼のことは好きだし尊敬している部分もあるので結婚できれば幸せを感じるとは思います。でも、逃げていることに気づいたから…」

またしばらく考え込んでしまうMさんです。

しばらくして

「逃げていることに気づいた自分って、どうですか?」

とうながされ

「今気づいて良かったと思います。前回の面談から1週間ずっと、自分と向かい合ってきました。この経験があって良かったです」

Mさんはしっかりとそう答えました。

 

 

 

その後、時間いっぱいまでキャリアコンサルタントと共に前回の課題だった「英文科で学んだことをなしにしてやりたいこと」について自分の気持ちを探っていきました。

Mさんは家事が好きでインテリアや雑貨に興味がありました。

「もしも今、恋人がいなかったらどうするか」ということも、Mさんにとっては自分の心を探る面白い試みでした。

 

そして後日、自分の仕事適性を知るために適性検査を受け、自分はどちらかというと新しいアイデアを考えるような仕事が好きだし向いているということがわかりました。

どんな仕事があるかもキャリアコンサルタントと相談し、家庭雑貨の販売店を持つ会社をいくつかピックアップしてエントリーシートを提出しました。

 

 

 

面接ではハッキリと心から

「はじめは雑用でもなんでもいいので、家庭雑貨に関わりたいのです。他の営業職や販売職はできないかもしれませんが、雑貨だったら営業でも販売でも頑張れると思います」

と言えたMさんには内定も出ました。

「語学は活かせなくてもいい」と割り切ったMさんが応募した会社でしたが、内定の出た会社では雑貨の企画デザインは日本でおこない、制作は海外に外注するため語学の堪能な学生を求めていたのです。

 

以前は「不規則な仕事だと嫌だなあ」という気持ちのまま旅行会社の面接を受けたり、「こんな小さな会社なら楽そう」という気持ちで商社を受けたりしていた自分が面接に受かるはずがないと恥ずかしい気持ちになりました。

 

就活中のあなたも、これから就活するあなたも、学校にキャリアコンサルタントがいたらぜひキャリアカウンセリングを体験してみてください。

 

長い記事を読んでいただいてありがとうございました。

 

あなたがやりたい仕事をみつけて

いきいきと就職活動できることを願っています。

 

学校のキャリアコンサルタントが「なんか違う」と感じたり

近くにそうした環境がない場合は

ぜひわたしのキャリアカウンセリングをご利用ください。

 

また別の記事でお目にかかりましょう。

 

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