母子家庭の生活費|シングルマザーになるかもしれないあなたへ

こんにちは!キャリアコンサルタントの金子めぐみです。

今回はシングルマザーの生活費についてお話します。

 

離婚を考えるとき、女性がいちばん不安に感じるのが生活費をどうするかではないでしょうか。

子どもと一緒に生活していけるのか、不安ですよね。

 

わたしはシングルマザーです。

本当は「おかえりなさい」を言えるお母さん、専業主婦が理想でした。

でも、離婚してしまいました。

 

「おかえりなさい」を言えるお母さんになりたくて自営業を選びました。

実際にそうなってみると、息子は家に帰るなり遊びに行ってしまう感じだったので「別におかえりなさい、言えなくても良かったじゃん」という感じですが(笑)、自己満足だとしても理想に近い育児ができたと思っています。

2018.9.17追記:その息子が2018年どうなっているか興味のある方はこちらをご覧ください(リンク)

わたしの経験が何かのお役に立てばと思うので、母子家庭の生活費についてご紹介していこうと思います!!

 

1. 母子家庭の生活費、めどがついたら離婚する?

 

1-1. 離婚したい理由は何ですか?

「生活費さえ安心ならすぐにでも離婚したい」というあなた、離婚したい理由はどのようなものですか?

 

夫からのDV(暴力)のように明らかに夫だけが悪い場合はすぐに周囲の助けを借りてでも離婚するべきだと思います。夫の浮気が理由という場合も、あなたに非がないと感じるならすぐに別れたほうが良いでしょう。

今回はそのような緊急な事態ではない場合についてお話していきたいと思います。

 

一度は大好きになって生涯添い遂げようと思って結婚し、子どもまでできた相手と「離婚したい」のですから、きっとひとことで言えるような理由ってなくて複雑な理由でしょうね。

 

「夫以外の人が好きなので、夫との結婚生活はもう終わりにしたい」というのなら、仕方ないかなあと思いますが(笑)、それ以外の理由だとしたらもうすこし考えてみたほうが良いかもしれません。

夫婦仲を修復できるなら、子どもにとってはそれが一番いいと思います。

 

母子家庭の貧困は社会問題として取り上げられていますが、日本における「貧困」はあくまで相対的なものとなっています。

 

たとえば、保育園や公立小学校では給食があるために実際に子どもの栄養状態に問題が起こることはほとんどありませんし、衣料品を安く購入できる現代では服装がボロボロという子どもも見かけないでしょう。

 

しかしいくら「見かけではわからない」「食べてはいける」といっても、母子家庭になってからの生活は離婚前より経済的に厳しくなることがほとんどです。

母子家庭の生活費から母子家庭の貧困を心配して書いた記事はこちら(リンク)

 1-2. 自治体は離婚前から活用しよう

普段はあまり利用することもない役所ですが、離婚後の生活費が気になる人は離婚前から相談に行ってみると良いですよ。

どの地方自治体も職員の市民への対応にはとても気を配るようになっていますので、嫌な思いをすることはないと思います。

 

あなたがお住いの地域の市区町村に「子育て支援課」(名称は違っても同じ役割をする部署)があります。

母子家庭になった場合、どのような手当てをいくら受給できるのか、どのような場合には受給資格がなくなるのかなど詳しく教えてもらえますし、わかりやすいパンフレットやリーフレットも用意されています。

 

離婚後の生活費のシミュレーションのためにも、ぜひ相談に行ってみてください。

 

1-3. 自分の生活レベルを確認してみよう

母子家庭として経済的に成り立つようにするには、シングルマザーが自分の生活レベルを落とせるかどうかにかかっているのかもしれないなあと、わたしは思います。

 

自分の中では「あたりまえに」「ふつうに」使っているお金が、案外離婚後には大きく感じるかもしれません。

まず、娯楽費としてお金のかかるカラオケは今すぐ「車の中で歌う」などに変更しましょう(笑)。パチンコなどのお金のかかるギャンブルは辞めたほうが良いです。

コンビニなどでの「ちょこちょこ買い」も1か月分となると大きな金額になっている人もいます。雑誌は図書館でも借りられますよ。

美容室にあまり行かなくてもすむ髪型に変えて、化粧品は最低限でいいと割り切れるとかなり気持ちが楽になると思います。

 じつは離婚後の生活費、わたしの場合はあまり苦労したという実感がありません。

もちろん、わたしの家庭も日本の他の家庭から見れば「相対的貧困」だったのかもしれないです(笑)。

それでも、息子が成人した今までわりと幸せにのんきに生きてきた気がします。

 

 その理由がおそらく、わたし自身があまり「普通」にこだわって生きてこなかったからかもしれないと思えるのです。

 

たとえば日本中にあんなにたくさんあるコンビニですが、わたしは請求書の支払いにつかうだけです。若いころからほとんど利用しなかったです。

便利なのだろうけれど同じものを高く売っているコンビニが好きになれなかったというか。離婚前にはセブンイレブンで深夜のアルバイトしたことはあるんですけどね(笑)。

 

 今は、ローソンが年に2回リラックマのキャンペーンをするので欲しい景品だった時にはパンを購入してシールを集めるために行きます。

シールの協力をしてくれる友人もいるので自分はあまり買わないのにもらえてる気がします(感謝!)。

 

 離婚前からずっと、あまり贅沢もしていませんでしたし、洋服や美容にもさほどお金を使ってきませんでした。

 

ああ!そうか~。

お金持ちとかやたらと稼ぐ人とかそういう人と結婚できなくて良かったんだ!わたし。

もしそんな人と結婚していたら、離婚後の生活費に苦労したかもしれないですね。

あ、でも、お金持ちとかやたらと稼ぐ人と結婚してたら、わたしは幸せな専業主婦だったんだから離婚しないか(笑)!!

 

1-4. 複数の収入源があると安心

わたしの経験では、シングルマザーは複数の収入減があると安心だと思います。

もちろん、ちゃんと正社員や公務員としてお勤めでしっかり安定収入があればそれ以上無理にダブルワークなどする必要はないとは思います。

 

自営業の良いところは、時間の縛りが少ないところです。

実際の店舗経営をされる方などは店番が必要になるために居場所は決められてしまうかもしれませんが、たとえばお客様のいらっしゃらない時間というのは自分がパソコンに向かっていても誰にも文句を言われませんよね。

 

もちろんその時間に本業に役立つこと(販売促進にかかわることなど)をするのも良いですが、ネット上で稼げるウェブライターなどで副収入を得ることもできます。

わたしが利用しているのは「ランサーズ」というクラウドソーシングのサイトですが、ランサーズには様々なジャンルのお仕事があります。イラストや似顔絵が得意な人もお金にできる可能性がありますし、これまでの経験や特技をお金に換えることもできるはずです。

 

ランサーズでは「学歴」「経験」ではない部分で判断してくれるので、大学を出ていないわたしでもフリーライターになれました。きっと美大や専門学校を出ていなくても作品を認めてもらえれば、イラストレーターになれるはずです。

まじめにコツコツやればきっとどのジャンルでもそれなりに稼げるのではないかと思います。

 (ランサーズに興味のある方はこちらの記事をどうぞ)

母子家庭の生活費を助ける!在宅ワークですぐに収入を得る方法はこちら(リンク)

 

他にも、最近では手作りのアクセサリーやバッグ、木工品などを販売できるサイトもありますから、自分が得意なことでお金を稼ぐことができますよね。

 

引き寄せの法則では「不安に思っていること」も引き寄せてしまうといいますから、「離婚後の生活費不安だなあ、どうしよう」というふうに考えるよりも「離婚後私にできるお金の稼ぎ方は何だろう?」って前向きに考えてみてください。

 

そして、ライターやイラストレーター、手作り作品の販売なら今すぐにでも始められますからやってみるといいと思います!

パラレルキャリアは母子家庭の生活費にも役立つと思います!記事はこちら(リンク)

 

2. 母子家庭の生活費が楽になる面で自営業をすすめる理由

 

2-1. 特売も行けるし食費節約も可能

わたしが生活費の面で「自営業で良かったなあ」と思うのは、朝チェックするチラシの特売にも行けるし、空いた時間に家事ができることで節約になるということです。

 

わたしは長年、屋外用サンダルは100円ショップの健康サンダルを使っていました。だいたい3か月~4か月くらいでボロボロになって買い換えるという感じです。

最近はダイソーでは100円の屋外用サンダルがなくなって、300円だったかの「クロックスもどき」になっちゃったのです。クロックス自体が好きじゃないわたしは、「もどき」はもっと好きじゃないので困っていました。

ある日の朝、いつものようにチラシチェックしていたら「しまむら」が「何とか祭」で500円のサンダルを販売することがわかりました。しかもクロックス風じゃなくてわたしの好きな感じのシンプルなデザインでした。

しかも、ちょうど買い替えようと思っていた夏用の汗取りふとん敷パッドも500円!!

オープンから30分くらい経ってしまむらに入ると、なんとサンダルはほとんど売り切れていて汗取りパッドも残り3枚でした。

ギリギリでしたがどちらもゲットできて、ものすご~く得した気分でした。

 

お勤めだと時間で拘束されてしまうのでこんなお買い得を逃してしまいます!!

 

フルタイムでお仕事していたら、朝ちゃんと炊飯器にお米をセットしてでかけないと帰宅時間にごはんは炊けていませんよね。

子どもがすごくお腹を空かせている時間になってしまったら、ついついお弁当などを買って帰ってしまいそうです。

 

けれど、自営業なら朝はバタバタしていてそのままお仕事に突入してしまっても、一息ついたあたりで「そうだ、お米といでおこう」ということができます。

わたしは自宅と職場が一緒でしたので、空き時間に「ハンバーグをこねておく」などの下ごしらえもできたのでかなり食費の節約につながったと思います。

 

「自営業って、お得が多いなあ幸せだなあ」ってわたしは思っています。

 

2-2. 仕事に必要なものは経費に

自営業をするとお仕事に必要なものは経費になります。

 

ご実家が会社や自営業など商売をされている方は実感として理解していることですが、サラリーマンや公務員家庭などお給料をもらう生活の方はピンと来ないかもしれません。

わたし自身もサラリーマン家庭で育ったので、よくわかっていませんでした。

 

アパートの家賃も、ちゃんとお仕事で使っている分は経費になるのです。わたしの場合は完全にプライベートという部屋は5,5畳の一部屋だけだったので、税理士さんに相談して家賃の四分の三は経費にしても大丈夫でした。

 

そうそう、税理士さんって商工会に入っていれば確定申告前に無料相談できるんです。商工会についてはまた別の記事で書きますね。

 母子家庭の自営業の方にも役立つ商工会の記事を書きました(リンク)

車も、仕事に使えば減価償却費として経費の扱いになります。我が家の場合、車でレジャーへ行くような余裕がないというのもあったのでしょうが、ガソリン代も全部経費で大丈夫でした(ちゃんと税理士さんに尋ねましたよ!)。

 

誤解のないように一応ですが、経費にするからといってタダになるわけではなくてお仕事で得た利益からその分引けるから税金のかかる部分の金額が減る、ということです。

つまりその分の税金がお得、というくらいのことなのでものすごく儲かっている人じゃない限り「経費バンバンつかってOK!」ということはありません(笑)。

 

2-3. お勤めより出費が少ない

お勤めに出ることでかかってしまう出費が、自営業だとほとんどかかりません。

 

たとえばうちの息子は朝ご飯をあまり食べられないタイプだったので、だいたい食パンなら半分残しました。たいていはオムレツかスクランブルエッグを作るのですが、それも半分くらいは残しました。

わたしの朝ご飯かお昼ご飯は、息子の残り物で済んでしまいました。

 

お勤めしていたら、残り物は処分しなくてはならず、別途ランチ代がかかっていたはずです。毎日のことですからけっこうな金額になるのではないでしょうか。

 

お勤めに出ると服装もいつも同じだと気になるかもしれませんよね(わたしは気にならないタイプなのですが・笑)。自営業なら制服を決めてしまっても良いですし、ウェブライターなど人に会わないお仕事なら服装自由です。

 

お化粧も、口うるさい恋人がいるなら別でしょうが(笑)しなくても平気です。

わたしはもう10年以上マスカラやアイライナーや口紅というものを買ったことがなく、色がつくリップクリームのみです!!

 女性なら外出中にストッキングが伝線したり持っていないときに限って生理が始まったり、人に会うので濡れたくないというときに雨が降ったりして、コンビニなどで慌てて買い物することもあるでしょう。

 

そういった出費もないので、あまりたくさん稼げなくても楽しく暮らしていけると思います。

 

2-4. 子どものおもちゃも経費になる?

経費のところで書き忘れたのですが、息子のおもちゃすら経費にしても問題ない場合がありました。

 

風船をお祭りなどのイベントで販売できる機会があると、息子を連れていくことがありました。

小さなころは彼に「サクラ」をしてもらいました。

息子がイルカの風船を自慢げに持って(演技指導なし・笑)お祭り会場を一周すると「あれ欲しい!」という子がわたしのところに風船を買いに来るというしくみです。

子どもって面白いほど人が持っているものを欲しがるのですね。3人くらいがイルカを買いに来ると、それを見た子どもが欲しがるのでイルカばっかり売れるのです。

「今度は恐竜持って行ってきて!」と恐竜のバルーンにかえると次は恐竜ばかり売れるというわかりやすさでしたよ。

 

小学校高学年から中学生くらいになると立派に店番もできるので、わたしもお店を離れてお手洗いや息抜きができてとても助かりました。

 

あるとき「小学生の息子にお給料払えますか?」と尋ねたら、「給料はダメだけど、ご褒美買ったら福利厚生費で経費にしちゃっていいと思うよ」と言っていましたよ!!

 税理士さんによって考え方はちがうかもしれませんが、わたしが質問した方は「5千円くらいのおもちゃならいいんじゃないの?」と笑っていました。

 

息子はあまりものを欲しがらないので、お祭り当日に屋台からいい匂いがしている500円の「牛串焼き」を買ってあげるなどの贅沢をする程度でしたが、今思えば領収書もらってないから経費にしてなかったです!

 

3. 母子家庭の生活費節約について

 

3-1. 食費がいちばん節約しやすい

生活費の中では食費がいちばん節約しやすいとわたしは感じています。

そして嬉しいことに、母子家庭の生活費では食費が大きな割合を占めているのですね。

 

母子家庭の生活費の割合はこのようになっています。

 

食費 24.5%

住居 14.4%

光熱費・水道代 7.8%

交通費・通信費 15.4%

教育費 7.3%

教養・娯楽費 8.2%

その他 22.4%

(総務省「平成26年全国消費実態調査」より)

 

料理をあまりしない人に限って「二人きりだからスーパーに買い物に行くとかえって不経済」のようなことを口にしますが、それは間違いです。

 

食材として買ったものすべてを食事1回で使い切ることはありませんよね。おかずの半分くらいは次の食事で食べたりもしますから、絶対に家で作った方が食費は安くなります。

 

もし、食材を買いに行くよりも毎回調理済みのお弁当やお惣菜の方が安いとしたら、それはどんな劣悪な食材が使われているかわかりませんし、廃棄ロスのないように薬品(防腐剤などの食品添加物)を使っていることは確実です。

 食費の節約についての記事を書きました。興味のある方はこちらをご覧ください。

「食費の節約方法|あなたが自由になるための最も簡単な方法」

3-2. 「普通」が気になりますか?

わたしは今48歳なのですが、わたしやもう少し上の世代の人たちには「普通の家庭」というひな形があったように思います。

 

「家族」といえば「両親と子どもはふたりか三人」というのが圧倒的に多く、「そこに祖父母が一緒に暮らしているかどうか」みたいな感じです。

 

今は家族も多様化していて、「普通の家庭」のひな型はなくなっているようです。

離婚を考えている方がもし「普通」が気になるというタイプで離婚を躊躇しているとしたら、「そうした心配はいらない時代だよ」と経験者としてわたしは言ってあげられます。

 

けれど、「経済的に心配いらないよ」とは「普通」が気になる人に対しては言えません。

もちろん人によりますけれども、これまで正社員として働いてこなかったり手に職がなかったりする女性がひとりで子どもを「普通に」育てる分だけ稼ぐことは難しいと感じるからです。

 

でも「普通」が気にならない、という人ならきっと母子家庭でも幸せに暮らしていけます。

 

わたしの息子が小学生のとき、男子の間ではカードゲームが大流行していました。名前も覚えていないのですが、とにかくみんながそのカードを何十枚も持っていたのです。

ところが息子は1枚も持っていませんでした。息子以外の男子全員が持っているものを、1枚も持っていなかったのです。

 

それでも、毎日毎日放課後はランドセルを放り出して友達と遊んでいました。

他の子は塾や習い事などに通っていたりするのでメンバーが変わるのに、塾も習い事もしていない息子は放課後の遊びの皆勤賞だったと思います(笑)。

 

ゲームに使うカードは1枚100円だったので、平均80枚くらいは持っている他の子を見て我が家の家計の心配をしているのかと思って尋ねたことも何度かあるのですが

「ぼくはあのカードゲームをぜんぜん面白いとは思わないから、欲しくない」

とキッパリ言っていました。

 

 きっと親が「お金がないとかっこ悪い、不幸だ」と思っていたら子どもも同じように思ってしまうと思います。

カードゲームのカードをたくさん持っている方がカッコいいと感じなかった息子はカッコいいなあと思います(親ばか)。

 

4. 母子家庭の生活費を考える

これから離婚するかもしれないという女性がいちばん不安に感じるのが生活費だと思います。

どのくらい稼ぐことができて、どのくらいの支援が行政からあるかのシミュレーションはある程度できると思います。

 

けれど、それはあくまでもシミュレーションです。

実際に「えいやっ!」と離婚してしまうと、「なあんだ、何の資格もないわたしでもどうにかなるんだなあ」という実感でした。

 

たぶん、いちばん大切なのが「なんとかなる感」だとわたしは思います。

 

引き寄せの法則では「心配していることまで引き寄せる」とお話したと思います。逆にいえば「明るい未来を思い描いていればそうなる」のです。

 

こんなことがありました。

 

わたしの営む風船業バルーナッツに、急にお仕事がはいりだした頃のことです。

わたしの身体はひとつなので、慌てて求人を出しました。ハローワークと求人誌で「週末のみのアルバイトさん」を募集したのです。

 

通常、サービス業は週末が稼ぎ時ですが「週末だけ働いてくれる人」が少ないために仕方なく平日にもお金を払って人を雇っているパターンが多いものです。

そんな中「週末だけ」働いてほしいなんて可能なんだろうか、とものすごく不安な気持ちでしたが心配しているとそうなっちゃうので「風船の技術を身につけたい人もいるはず」と考えなおしました。

わたしは直接風船のお仕事をしながら覚えたのでスクールには行っていないのですが、風船の様々な技術を教えるバルーンスクールのプロコースは数十万円しても毎回多くの人が受講していました。

だとしたら、働きながらそれを無料で身につけられると思えば魅力的なはず、と。

 

そう信じていたら何件かお電話いただき、面接を経て何人かが働いてくれることになりました。

その中には、なんと国立大を出てIT関連の会社にお勤めしているという、30歳の男性もいました。

バルーンという可愛らしいものに惹かれて来てくださった女性は多かったですが、男性でものすごく優秀…いったいなぜバルーナッツへ???

 

しばらくの間、週末ごとにお仕事をしてもらいました。わたしとその方が一緒だったのはその方の初回のみ。

頭が良いので覚えが早く、ボンベなどの機材のこともバルーンの作り方もすぐに覚えたので次からはわたしに代わって他の方を連れて現場へ行ってもらっていました。

道も知っているし運転ももちろんできるし、男性なのでボンベなどを運ぶこともできるし、IT企業でも営業を担当しているだけあって人当たりも良い。

わたしとは別の現場へ2回目から安心して行ってもらえたこの人が応募してくれなかったら、あの当時のバルーナッツは運営できていなかったはずです。

 

当時わたしは34歳その方は30歳とわたしのほうが年齢は上でしたが、社会経験や世の中のことを知っている度合いはその方の方がずっと上でした。

半年くらいお仕事していただいたころ、他の人も一人でお仕事に行けるようになってきたので、その人にちゃんとお礼をしたくてわたしと同じ現場の仕事に入ってもらいました。

 

結婚式場のお仕事で、待ち時間があったのでゆっくりお礼が言えると思ったからです。

 

午前の披露宴のための仕事を終えて、午後の披露宴までの待ち時間にファミレスにはいりました。

わたしが感謝の気持ちと、半年前の自分がどれだけ自分が困っていたかを話すとその男性は少し怒ったような真面目な顔で

「金子さん、これで不安じゃないんですか?あの人たちいつ休むかわかりませんよ。それにここの現場まで車で1時間半かけて来てたらロスが多すぎます」

そう言いました。

 

その通りでした。

女性のアルバイトさんは、「バルーン」という素敵なものに惹かれた甘い考えの主婦もいましたので嫌になったらすぐに辞めるだろうという予想もできました(実際にすぐに辞めた人もいます)。

女性は「責任を取る」のが嫌なのか、ひとりで現場へ行きたがらない傾向もあるのでひとりでできる仕事にふたりで行ってもらうこともたびたびあったのです。

ひとつの仕事のために、片道一時間半(つまり1回3時間分の人件費がプラスされる)を不安がるからとふたりで行かせていたら、利益が薄くなると心配してくれての言葉でした。

 

「うん、でもね、この式場は会場がふたつあるから日が良ければ4組利用するでしょう。今日だって2組バルーンつかってくれたんだから、今にみんなつかうようになるよ。そうなったらふたりで作業に来ても充分に利益出るよね!」

 

このときのわたしはまだ「引き寄せの法則」を知っていたわけではなかったのですが、斎藤一人さんの「ツイてる」考え方は知っていたので本気でそう考えていました。

自分があまりに風船が好きなので、誰もが好きになってくれるだろうと単純に考えていたということもあります。

 

わたしがあまりに疑いなくそう言ったため「こいつバカだ」と思ったのか「前向きで素晴らしい」と思ったのかはわかりませんでしたが、怒っていたその人の表情は緩んで、自分の身の上話をはじめました。

 

20代で最初に勤めた会社を辞めて独立したこと。見込みだった顧客が口約束を破り、裏切られてしまったために経営がうまくいかなくなったこと。

それからさらにITのことを勉強して(わたしにはさっぱり理解できませんでしたが・笑)今の会社に入ったこと。

バルーナッツに応募したのは、風船なんかでどうやって仕事しているのか見てみたかったからだということ、そして実際に働いてみたら「見ていられない危なっかしさだ」ということも正直に話してくれました。

 

わたしはわたしで、斎藤一人さんの話などしたと思います。

「畑の話」をして(気になる方はこちら)自分はできないことが多いから、きっとうまくいくと思うことなど。

 

そんな話をしたので、午後の仕事をしてからの帰り道はお互いにすっかり打ち解けて友達のようになっていました。

若干30歳にして10人の女性とつきあってきたというそいつは(呼び方変わります)、ジャニーズの東山紀之とロンブーの敦を足して二で割ってそこに知性を加えたような顔なので、モテるらしいのです(わたしの好みではありませんが・笑)。

「別れたくなったら相手を傷つけないように、自分のことを嫌いにさせる」

と言い切るので

「そんな方法あるの?!」

と尋ねたら

「一緒にいてもぜんぜん楽しくない顔して自分勝手に行動してればいいんですよ」

だそうです。

別れたい女性にはそんなひどいことをしつつも、つき合いたい女性には親切に優しくして口説き落とすのだとか。

そして、次の女性とつき合う頃には前の女性と別れられるのだそうです(むかー!)。

 

その後も「今までで一番の歳の差なんですよー」と若い彼女からのラブラブメールを見せてくれたりしました(笑)。

しかし有能な人のためついに社内で出世してしまい(笑)休日出勤も増え、最初はネクタイ締めて会社に行くスーツ姿で来て早朝だけバルーナッツの現場で働いてから出社してくれたりもしていましたが、1年足らずでバルーナッツは卒業となりました。

 

こうして書いていたら思い出しますね、今頃どうしているのかなあ…。まったく連絡も取っていませんが。

女子高を出てすぐにおつきあいしてそのまま結婚しちゃったわたしにとっては、はじめての男友達かもしれません。

 

さて、わたしが言った「一日に4組バルーンをつかえば十分な利益になるよね!」はその後本当にそうなりました。

引き寄せの法則ってそのときは知りませんでしたが、本気で信じていることって引き寄せられるのですね。

 

いつでも未来のことは、わかりません。

「離婚したら生活費はどうなるんだろう」の答えは自分の行動でしか出せないのかもしれません。

 

わたしがバルーナッツを始めたときだって最初はひとりもお客様はいませんでした。

先ほどお話した国立大卒の優秀な人は心配したけれど、結局はわたしが言ったように遠い現場ではありましたがたくさんの売り上げが生まれました。

 

離婚後の生活費が心配だから離婚しないという状況は、不幸ではないでしょうか。

いつの日か子どもに向かって「あなたのためを思って離婚しなかった」なんて口にしてしまう日が来てしまうかもしれません。

 

決して離婚をおすすめしているわけではありません。良い関係を築ける望みがあるのなら、夫婦の傷は修復してほしいと思います。

でも「もうだめだ、離婚したい」と母親が暗い気持ちのまま生活するのは、子どもにとっても良くないと思います。

 

わたしのようにサラリーマン家庭に育つと、選択肢の中に自営業はないかもしれませんが好きなことをお仕事にすると頑張れますから考えてみるといいと思いますよ。

こんなに「あれもこれもできない」状態だったわたしにもできたのだから、きっとあなたにもできると思います。

 

読んでいただいてありがとうございました!!

 

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