こんにちは!
キャリアコンサルタントの金子めぐみです。
今回は
ウェーバー・フェヒナーの法則
についてのお話です。
舌をを噛みそうな…
というより
力が抜けそうな感じの (´゚Д゚`)
耳慣れない法則ですが
わたしたちの生活に
とても深く関係している法則です。
ウェーバーさんがみつけた法則を
天才変人のフェヒナーさんが
微分方程式に発展させ、
積分することで算出された法則なので
へえ、微分積分って
ほんとうに現実の世界で役に立つことがあるのね ∑(゚∀゚」)」
と、ちょっと驚きました。
さあそれでは、ウェーバー・フェヒナーの法則を知ることで身近な「感じ方」を理解する世界へまいりましょう!!
もくじ
0. ウェーバー・フェヒナーの法則・背景と用語の解説
ウェーバー・フェヒナーの法則は心理学という学問が成立する以前に実験から導き出されました。
ドイツの解剖学者、生理学者であるエルンスト・ウェーバーさんが1851年に『触覚と一般感覚』という論文で発表し、弟子のグスタフ・フェヒナーさんが研究を発展させて定式化したものが「ウェーバー・フェヒナーの法則」です。
フェヒナーさんは精神物理学という学問を創始し、後の実験心理学に大きな影響を与えました。
おまけ情報
フェヒナーさんは牧師の家に生まれましたが、ご自身は医学や物理学を学んだ後、無神論者の哲学者として『フェヒナー博士の死後の世界は実在します』という本を書きました。
この後の1章でウェーバー・フェヒナーの法則を紹介しますが、難しい数式を導き出すような天才なのに、というか「天才だから?」フェヒナーさん、そうとうの変人らしかったです。
太陽を見てから目を閉じると、残像がみえますよね?
それを研究するために、太陽からの直射日光を肉眼で観察しつづけ、失明の危機に陥っちゃうんです。
で、ベッドに横たわって回復を待つあいだ、天才だからいろんなこと考えたみたい。
それが、今多くの人が知っているスピリチュアル的な考え方そのものなんです。
・宇宙は片方の面からみれば「意識」、もう片方の面からみれば「物質」だといういこと。
・「人の死」は生命のひとつの過程であり、物質界への誕生ではなく霊界への誕生だということ。
※「霊界」と日本語に訳しちゃうとなんだかおどろおどろしい感じですが(笑)、「スピリット」を「霊」と訳すことも多いのでたぶん「死は『スピリチュアルな世界(非物質界)』への誕生である」っていうことかなと思います^^
そんなわけで、回復したあとのフェヒナーさんは精神と身体の関係などを研究するようになりました。天才ってなにを研究してもすごい結果を出しちゃうものなんですね!!
【 精神物理学という学問 】
物の重さ
光の強さ
音の大きさ
温度の高さ
など、
人が受け取っている外的な刺激は、物理学で数値として測定できます。
そうした外的な刺激に対して
重くなった
明るくなった
うるさくなった
熱くなった
など、
人の内的な感覚はどう対応しているかを研究するのが
精神物理学
です。
【用語の解説】
【 JND (Just noticeable difference) 】
日本語にすると
丁度可知差異(ちょうどかちさい)
最小可知差異(さいしょうかちさい)
弁別閾(べんべついき)
などといわれます。
かんたんにいいますと、
あなたとわたしの子どもたちが楽しく遊んでいます。
あなたとわたしは美味しいコーヒーを飲みながら、楽しくおしゃべりしています。
子どもたちは走り回り、きゃあきゃあ言いはじめます。
あなたとわたしは微笑ましく見守りながら、楽しくおしゃべりしています。
子どもたちは追いかけっこをして、奇声を発します。
あなたとわたしは声をちょっと大きくして、楽しくおしゃべりしています。
子どもたちはさらに興奮し、絶叫しはじめます。
あなたとわたしは……
うるさあい!!大声ださないの!! (´゚д゚`#)
と子どもより大きな声で叫びます。
このとき
子どもたちの声は
徐々に大きくなっていくのですが、
最初のうちは
そんなに気にならないです。
が、ある時点で
うるせーー!!! щ(゚Д゚щ)
と感じる、そのポイント
そのときの子どもの声の大きさと
子どもの普段の声の大きさの差が
JND
ということです。
もちょっとわかりやすく^^
常温のお水をあなたは飲みます。
それより1℃や2℃くらい温めても
きっとあなたは気づきません。
それなら10℃高いとどう?11℃では?
って水の温度を上げていくと
ある時点であなたは
あ、ぬるくなった ∑(*゚ω゚*)
と温度変化に気づきます。
水の温度が上がったことに気づくポイント
そのときの水の温度と元の温度の差が
JND
ということです。
ところで、
わたしはカタカナの言葉でわからないことがあると、
とりあえず
たぶん英語じゃね? ゚+(b゚ェ゚*)+゚
ということで
グーグル翻訳先生にお願いする
ことからはじめます。
JND (Just noticeable difference)
も、もちろんグーグル翻訳先生にお願いしました。
すると、おそらくもう心理学や工学の世界で使われている用語だったからでしょう、
丁度可知差異
という用語がズバリ翻訳されちゃったんです。
で、わたし
日本語にしても
難しいじゃねえか ∑(*゚д゚艸)
と思っちゃったわけです。
でも、書籍を読んでいて気づきました、
Just noticeable difference
って、ぜんぶ中学英語では ∑(゚∀゚ノ)ノ
ちょうど~、
気がつくことのできる~、
違い ∑(*゚艸゚*)
Just
って、
ただの
とか
やっと(辛うじて)
とかの意味もあったはず (´゚ω゚)・*;’.、
ってことは
やっと(辛うじて)
気づくことのできる
違い(差異) ヽ(´∀`)ノ
なあんだ
グーグル翻訳先生にお願いするより
自分で訳したほうが
意味わかる~ ヾ(*’∀`*)ノ
あなたもわたしも
自分の力を低く見積もりすぎているから
こうしたことが起きちゃうんですよね。
わたしたちきっと、
自分が思ってるより賢いんだよ!!
……ということもついでにお伝えしたかったです。
【 range 】
レンジ
わたしたち女性なら
この言葉を口にしない日はないでしょう。
レンジでチンして
食べてね~ (b゚ェ゚o)
簡単よ~、レンジでチンするだけなの (p゚∀゚q)
ってね。
ところが今回のテーマ
ウェーバー・フェヒナーの法則
が活用されている世界
とくに工学の世界では
レンジ
といえば
範囲
のことなんです。
(前略)大体0.1から2000 [cd/m^2] 位のレンジでのみ成り立ち、それ以外のレンジでは信頼できません。以下のスティーブンスの法則 (Stevens’ Law)はよりよい近似を与え、されに0.1 [cd/m^2]以下のレンジでも良いモデルとなることが知られています。
みたいな使い方をされます。
1. ウェーバー・フェヒナーの法則とは
1-1. ウェーバーの法則
ウェーバーの法則とは
〝基礎刺激量の強度〟をRとし、これに対応する〝識別閾値〟をΔRとすると、Rの値に関わらず
ΔR/R=一定
ちょっとなにいってるかわかんない
…って富沢さんになっちゃいますね (´+ω+`)
0章でご紹介したエルンスト・ウェーバーさんは
1834年、重さの感じ方に関する実験をおこないました。
100gのおもりを手にのせて、
ちょっとずつおもりを増やしていくと
110gくらいのところで被験者は
あ、重くなった ∑(*゚ω゚*)
って気づきます。
0章で説明した
JND (Just noticeable difference)
ですね。
ところがおもりを
1000gにすると
1010gでは重くなったと感じません。
ちょっとずつ増やしていくと、
1100gくらいのところで
先ほどと同じ程度
あ、重くなった ∑(*゚ω゚*)
ってなるんです。
重さの変化を感じるポイントは
最初に持っていたおもりの重量によって
変わるということですね。
上の式でいう
ΔR がJND
R は基準となる刺激(重さでいうと最初に持っていたおもりの重さ)
ということで、
同じ感覚の実験ならその比率は一定で
ウェーバー比
と呼ばれます。
ウェーバー比が小さい感覚は
変化を感じやすく、
ウェーバー比が大きい感覚は
変化を感じにくい
ということになります。
1-2. フェヒナーの法則
フェヒナーの法則は
ウェバーの法則を拡張したものであり、人間の知覚する明るさをYとしたとき刺激Xと以下の関係が成り立つというものです。
Y=k log(X)+C
つまり知覚強度は刺激の対数に比例するという法則です。
これまた
わけわからん ;:゙;`(゚Д゚*)
大丈夫、あなたやわたしにも
わかるように
説明しますよ~ (b゚ェ゚o)
さっきウェーバーの法則で
感覚によって変化の感じやすさが違う
その比率を
ウェーバー比
といいますよ~
それは同じ感覚なら一定
定数ということですね~ ∑d(゚∀゚d)
と説明したその定数(ウェーバー比)
が上記の式での
k
になります。
さあて、あなたもわたしも今
心の底から疑問に思っている
log
ってなんだっけ?
について調べました。
log の定義
a>0 , a≠1のとき、b>0 に対して ax=b を満たす xがただ1つ定まる。このx を「a を底とする bの対数」と言い、logab と書く
高校1年か2年でわたしたち
学んでいたようです d(゚ε゚*)
(他人事・笑)
では中学生まで戻りまして
23=8
これはわかりますね?
2の3乗
つまり
2×2×2
2を3回かけてますよ~
という意味で数字の右上にちっちゃくついてる数字が
「何回掛け算したか」という意味の
「指数」です。
その「指数」がわからないとき
そうそう、わからないものは
x(エックス)でしたねえ。
2x=8
これが
「2を何回掛け算したら8ですか?」
という式になります。
なんだかわからない数字のxは
算出するときに
左にもっていくんでしたよね ( ゚ω゚;)
そうすると「対数」が出てきて
x=log8
という式になりまして
日本風に読むと(笑)
「2を底(てい)とする8の対数」
となり
x=3
だね!
とわかるわけです。
それではフェヒナーの法則に戻ります。
重さの実験でわかったように、
「はじめの重さ」が10倍になるとJNDも10倍になりました。
重さ以外の感覚でも
それぞれ定数のウェーバー比を掛けるだけなので
正比例の関係です。
ということは、
重さが増えた分に対してJNDが増えた分は、
はじめの重さに反比例すると考えることができます。
はじめの重さが100gの場合の
増えた分10gに対するJNDが増えた分は、
はじめの刺激の強度が1000gの場合よりも
10分の1だということです。
ここで「感じ方」を知覚量P(Perception)、
重さ・音の大きさ・光の量などの
「刺激の強さ」をI(Intensity of stimulation)とします。
知覚量が増えた分をΔP
最初の強度がIで増えた分の強度はΔI
ウェーバー比をkとすると、
という式になります。
さて、「感じ方」の知覚量Pと
「刺激の強さ」Iには
どんな関係があると思いますか?
わたしはここで
ギブアップです (゚◇゚;)
増えた分のΔP、ΔIをそれぞれdP、dIと置くことで
この関係式は微分方程式となり、
積分することでPとIの関係を
導き出すことができるのだそうです(他人事) (;´゚∀゚`)
知りたいですか?
どーうしても?
こういうことだそうです^^
ということで、
わたしには理解できませんでしたが
(数学が得意だったあなたなら理解できましたね!)
こうしてフェヒナーの法則ができましたとさ (´∀`;)
ウェーバーの法則を元に
天才変人のフェヒナーさんが導き出した法則なので
この法則を
ウェーバー・フェヒナーの法則
と呼んでいるようです。
難しいこと抜きで学びたいあなたはこちら^^
1-3. スティーブンスの法則
ウェーバー・フェヒナーの法則がわかったさらに後に、スティーブンスさんも法則を導き出したようです。
「スティーブンスのべき法則」
とも呼ばれるこの法則は
妥当性を疑う研究者も多いのだとか。
あなたもわたしも
一生必要ない法則だと思いますが
万が一ものすごく賢い女性が
このサイトにきたときに
がっかりしちゃうのも嫌なので (;´ρ`)
まったく理解できませんし
もうわたしお腹いっぱいという感じですが
ご紹介だけしておきます^^
スティーブンスの法則
ウェバー・フェヒナーの法則は大変有名ですが、大体0.1から2000 [cd/m^2] 位のレンジでのみ成り立ち、それ以外のレンジでは信頼できません。以下のスティーブンスの法則 (Stevens’ Law)はよりよい近似を与え、されに0.1 [cd/m^2]以下のレンジでも良いモデルとなることが知られています。
Y=k (X-C)^n
n は1/3くらいが良い近似を与えると言われています。
2. ウェーバー・フェヒナーの法則の活用例
2-1. 認知科学での活用
認知科学
もう漢字みただけで
難しそうですね ( ´д`ll)
わたしなりにやさしく説明してみます。
わたしやあなたが
ある出来事(外部からの刺激)に対して
なにかを思って(脳内での情報処理)
行動をする(刺激に対する反応)
ときの、
なにかを思って、考えて、判断して……
という
脳内での情報処理
はどうなっているのかな~?
ということを研究しているのが
認知科学
です。
※認知科学では「精神物理学」という言葉より「心理物理学」「知覚・認知心理学」といわれることが多いようです。
人が脳内でどんなふうに
情報処理をしているか
がわかっていくことで
より役に立つ
人工知能(artificial intelligence)
をつくることができます。
人工知能が論理や期待効用仮説などのアルゴリズムや規範理論に基づいて推論や判断を行うのに対して、前者の人はヒューリスティック(heuristic)と呼ばれる経験則に基づいて直感的に判断、推論すること(Kahneman, 2012)がわかってきました。
ヒューリスティックについては
そりゃあ苦労して時間をかけて
わかりやす~く記事を書いたことがあります。
2-2. 工学系での活用
ウェーバー・フェヒナーの法則は、モノづくりなど工学系の分野でも活用されています。
たとえば、
自動車のシートってどのくらいの硬さがいい?
スピーカーの音量、どう設定する?
デスクライトの明るさ、どのくらいが適切?
というように、
実用品が人に与える
刺激(硬さ、音量、明るさなど)
をどの程度に設定するか
ということなどですね。
たとえば
オーディオシステムの音量(ボリューム)
のレンジを決めるとき、
最高に大きくしたとき
耳や頭が痛くなっちゃうほどだと
ご近所さんにも迷惑です(笑)。
人がどう感じるか
を研究してレンジを決めれば
ご近所トラブルを減らせます。
勉強するときの
デスクライトの明るさも同様に、
わたしたちが
このくらいからこのくらいまでの間で調整したい
と思う明るさをみつけて
そのレンジで調整できるようにすることで
使いやすい商品ができるということです。
※工学系でも脳科学同様、「精神物理学」より「心理物理学」「知覚・認知心理学」といわれることが多いようです。
2-3. ビジネス系での活用
ウェーバー・フェヒナーの法則は、ビジネスの世界でも活用されています。
マーケティングと呼ばれる分野では
どうすれば
人が購入する気になるのか
というその「気(心理)」について
研究されています。
ポイント還元セール?特価品の大幅値引き?
同じ割引率でも、
人はどちらの方を
よりお得 (o’∀’人)
に感じて
店に足を運んでくれるのか……
ウェーバー・フェヒナーの法則と認知バイアスを利用してるのね(リンク)
さらに、実質値上げになる
内容量の削減でも、
気づかれずに内容量どこまで減らせる?
似たようなパッケージデザインで
内容量をどこまでなら
気づかれずに減らすことができるのか。
これもウェーバー・フェヒナーの法則で
JND
を探っていくのですね。
もちろん、
内容量はパッケージに記載されますから
賢い消費者なら
印象などではなく数値で気づいて
減ってる!実質の値上げだわ (≧Д≦)
って気づくはずですが、
あなたやわたしのように(違ったらごめんなさい)
ぼんやりと
パッケージと値段だけ見て買い物している
賢くない消費者は
JND
のところまで減らされて初めて
なんだか減ってる気がする (´ρ`)
っていう感じなんですね。
わたしの営む風船業バルーナッツで
アルバイトしてくれていた
賢い女性に教えてもらうまで
わたし
ティッシュペーパーの内容量は
一箱なら同じ枚数だと
思っていたのです。
柔らかくて高品質~ ((o(´∀`)o))
だとお高くて
硬くて鼻痛くなっちゃう (ノロ≦*)
だとお安いのね
って。
仕事の行き帰りに
ナッツ号の車内でなぜだか
ティッシュペーパーの話になり
そこではじめて
同じ一箱でも
160枚、180枚、200枚入りがあるって
40歳くらいで初めて知りました。
その後も別の賢いアルバイトさんと
なぜだか「めんつゆ」の話になり
そのとき初めて
めんつゆには2倍希釈のものと3倍希釈のものがある
ということを
42歳くらいのときに知りました (´-ω-`)
わたしがお金持ちで
ディッシュペーパーのお値段なんて気にならない
とか
めんつゆは美味しいほうで選ぶ
とかなら
別にいいのですが(よくないか)、
ティッシュ5箱で178円!激安 (*・艸・)
めんつゆ1本148円!激安 (*≧艸≦)
つって安いものに飛びついていたのに
実際は
ティッシュの枚数に換算すると
お安くなんてなかったり
めんつゆちゃんと計量して希釈したら
すぐになくなっちゃうような
内容量だったり
していたわけですね~ ┐(´д`)┌
金額だけみて節約してるつもりなのに
割高なものを買っていた……
バカバカバカ!!わたしの馬鹿!!
3. 金銭感覚とウェーバー・フェヒナーの法則
3-1. 同じ100円なのに
同じ100円なのに、基準になる金額によってわたしやあなたが感じる価値は変化するのも、ウェーバー・フェヒナーの法則です。
あなたの大好きな100円のお菓子
明日から100円値上げです
っていわれたら……
たぶんこんな感じ
(ll゚Д゚ノ)ノ
あなたが買おうと思っていた1000円の
ちょっと贅沢なチョコレート詰め合わせ
100円値上げしました
っていわれたら……
たぶんこんな感じ
(´∀`;)
同じ100円の値上げでも
感じ方はすごく違うはず。
100円のお菓子の方は
100円でこの味この量なら大満足 ヽ(*´ェ`*)ノ
ってことで
しょっしゅう買っていたとしても
2倍の200円になったら
買わなくなっちゃう可能性大です。
1000円の高級チョコレートの方は
たまには贅沢してお高いチョコを ヽ(*’▽’*)ノ
っていう気分で買いに行ったなら
100円くらい高くなってても
「ま、いいか」って買う可能性大です。
これもやっぱり
ウェーバー・フェヒナーの法則ですね。
グラフでその感じ方を見えるようにしたのが
こちら
このグラフを見ると
同じ100円の値上げですが
青い点はすごく差があって
赤い点はそんなに変わらない印象
がはっきりわかると思います。
なんとなくですが
わたしたち女性のほうが男性よりも
実際の金額、数字より
気分に左右されやすいのではないかな?
とわたしは思っています。
3-2. 「もったいない」の感覚
あるものを1回にどのくらい消費しているかによって「もったいない」という感覚が変化するのもウェーバー・フェヒナーの法則で理解できます。
かなり前のことですが、
今より仕事量も多くて
子どもはまだ手がかかって、
バタバタ生活していた頃。
わたし、洗面所で綿棒を使おうとして
ケースごと床に落としちゃって
ケースに残っていた綿棒の
半分くらいを
床にばら撒いちゃった ∑(゚◇゚ノ)ノ
ことがあります。
しゃがんで拾おうとしたら
そのとき洗面所の床が
なんだかホコリっぽくて
髪の毛も落ちてて
ばら撒いちゃった綿棒の方は
清潔な綿棒の入っているケースに
戻したくなかったんです。
でもわたし
わー ∑(*゚Д゚ノ)ノ
もったいない
もったいない (・д・`)
って感じて
窓のサッシとか
すみっこのお掃除用にしよう (*ノェ゚)b
ということで
清潔な綿棒とは別にして
取っておきました。
でも綿棒は100円ショップで購入して
2ケースで100円だったから
1ケースなら50円
たぶん30円分くらい残ってたうちの
半分をばら撒いちゃったから
15円分くらいの綿棒なんです。
目が回るほど忙しい日々を過ごしているのに
拾ってホコリをふーってしたり
髪の毛をはらったりしてまで
お掃除用に取っておくって
どうなの?
と疑問に思ったのは
その夜
日々のお楽しみのビール(第三の^^)を
ぐびーーーーっと (b*´3`*d)
飲んだときでした。
いい気分になっちゃったら
もう一本飲んじゃう? (σ゚∀゚)σ
なんて
100円程度のビールを
気軽にプシュッとあけちゃうのに
床に落ちた15円分の綿棒を
もったいない
もったいない (・д・`)
って時間も手間もかけて
拾い集めてとっておくなんて……
それどゆこと?
あー、綿棒
落としちゃった ┐(´д`)┌
ってぜんぶ捨てちゃって、
新しい綿棒のケースを
プシュッと…
じゃなく
パカッと開けないのはなぜ?
って思ったのです。
綿棒をばら撒いちゃうなんて
毎日のことじゃないんだし
新品をパカッと開けたって
50円なんだし……
わたしどうかしてる?
綿棒は1回に1本程度しか使いません。
日ごろ消費する金額が
1回あたり1~2円程度です。
それに対して
ビールは最低でも
1回あたり100円程度消費していて
ごっきげん ヽ( ´3`)ノ
なら200円~300円程度
やってられるか (´゚д゚`#)
なら400円~500円程度
(か、途中からワインへ・笑)
消費していたんですね。
基準となるのが
ふだん1回に消費する金額
だったのかーって理解しました。
歯磨きや洗顔料
マヨネーズやわさび
なくなりそうになると
チューブぎゅうぎゅう絞っちゃうとか
(それで悲惨な事件を起こしちゃうとか・笑)
パウダーファンデーション
フチの方に残ったのをどうにか
スポンジで取ろうとするとか
(それで砕けて散らかしちゃうとか・笑)
いろいろとね
ありますよね
あなたにもわたしにも
もったいない事件簿が^^
【1月23日追記】
メルマガ読者さんから「もったいない事件簿」が3件届きました・笑
わさびのチューブに残った最後のちょっとを出そうとしょうゆを入れて振ったら醤油ぶちまけ事件に!
マヨネーズを遠心力で先っちょに集めようとしたらフタしてなくてキッチンの壁にマヨネーズはりついた事件に!
桜えびの袋に残っちゃった粉が美味しそうで袋を口につけて上向いたらむせて咳込みほとんど鼻に入っちゃった事件に!
ぜんぶ食べ物ですね・笑
女性はキッチンでもったいない事件を起こしている模様です。
男の人はこういうことないのかな?
4. 「ウェーバー・フェヒナーの法則」わたしたちの活用方法
数式が出てきたので
理解しなくっちゃと思って
久しぶりに目にした
「指数」「対数」
について学びなおしたりしたので
もういやっ ∑(;゚ω゚ノ)ノ
となりながらのライティングでしたが、
やっぱりわたしたちの生活に
深くかかわっている
マーケティングや
金銭感覚のことになると
耳にしたことさえなかった
ウェーバー・フェヒナーの法則
も興味深くて
とても楽しくなってきました^^
いつものことながら
人って面白いなあ愛おしいなあ
ってしみじみ感じました。
わたし恋愛と育児
愛情がかかわるものに
とても興味があるので
ウェーバー・フェヒナーの法則を知って
わたしたち女性は
こう活用したら?
というか
もうそうなっているかも?
と思ったことがあります。
わたしは(たぶん女性のあなたも)
人を好きになると
その好きの量がすごいんです。
んっっっもう
大好きっっっ (p*’∀`*q)
大好きすぎて伝えきれない (σ≧∀≦)σ
って感じです。
だからたぶん
それを基準にしてしまうから
相手の愛情の量に対して
どーうして
そんなちょっとなわけ? (´゚ω゚`)
その程度なの? (・ω・`)
って感じてしまうからわたしは
恋愛も結婚もうまくいかない人生を
歩んできたのでしょう。
でもでも ∑(゚艸゚〃)
ウェーバー・フェヒナーの法則
によれば!!
わたしやあなた
ピュアで素直な女性たちには
基準になる刺激(愛情の量)
が最初から
いーーーーーーっぱい
あるわけですから、
マンネリ化して愛情を感じられない
夫や恋人……
反抗的だったり思ったように育ってくれない
子どもやペット……
彼らに対する愛情が
ちょっとくらい減ったところで
1億円持ってる人が
100円落とした程度の衝撃でしかないわけです ∑(*´ω`ノ)ノ
だから
彼らに対してちょっとネガティブな
感情をもったとしても大丈夫、
気にしない気にしない (*゚ヮ゚*)
女性は
そもそも持っている愛情が
すっごくたくさんあるんだから
ちょびっと愛情が減ったって
ダンナも彼も子どももペットも、
自分だって神様だって
気づかない程度です。
そしてそして ∑(゚艸゚〃)
そもそもたいして
愛情を持っていないのに
目の前の性欲や所有欲で
女性とつきあってきた男性は
基準の刺激量(愛情)が
米粒程度なんですから、
ほんのちょこっとでも
頑張っていいことしてくれたり
優しくしてくれたとしたら
1000円持ってる人が
900円くれたくらいの
大きな価値なんです ∑(・ω・ノ)ノ
あなたにとってのパートナーを
JND (Just noticeable difference)
「辛うじて気づく違い」
を参考に
JLD (Just loveable darling )
「辛うじて愛せるダンナ」
と今わたしが命名しました (ノД`ll)
ウェーバー・フェヒナーの法則を
学びながら
そんな男女の愛情の
基準となる量に気づきましたが
わたしの場合は気づいたところで
いまさらねえ ε-(´・д`・ )
わたしはもうダメ……
でもいいの
わたしを置いて、
あなたは逃げて!!
JLDと一緒に逃げ切って!!!!
と、わたしは地面に
はいつくばりながら _○/|_
JLD (Just loveable darling )
がいるあなたに伝えたい^^
そしてわたし同様
JLDすらいない
あなたには
わたしは地面に
はいつくばりながら _○/|_
あきらめちゃダメ!
あなたならきっと
きっと新しい恋人がみつかるわ…
いいの
わたしを置いて
あなたは行って!
さあ、行くのよ!
でもこれだけは覚えておいて……
男性の持っている基準の刺激(愛情)なんて
最初の3か月で使い切ってしまうわ……
そのあと男は
ただのJLDになるのよ……
でもそれが彼らの精いっぱいなのわかってあげて……
そもそも男は持ってなかったのよ……
バッタリ _○____
今回も長い記事を読んでいただきありがとうございます!!
また別の記事でお目にかかりましょう。