こんにちは!キャリアコンサルタントの金子めぐみです。
今回は、起業に資格が必要?というお話です。
わたしが持っている資格は、普通運転免許と栄養士です。
栄養士は、管理栄養士という国家資格ではなくて、都道府県に届け出をするものです。
ちゃんと栄養士として働けば「管理栄養士」の受験資格が得られたのですが、結婚するタイミングだったことと、それほど管理栄養士の資格に魅力を感じていなかったことで、取ろうとも思いませんでした。
あとは…民間資格で、ハクビ着付け教室の上級講師という着付けの先生の資格がありました。
他には…、あ、学校で取らされた英検は3級です。2級は受けよう受けようと思いながら、逃してしまいました。
女性の多くの皆さんは、きっとこんな感じではないでしょうか?
運転免許があって、ちょっとした免許があって、民間資格という役に立つんだか立たないんだか、というのがあって…。
もちろん、一つの資格を立派に生かして一生の仕事にしている女性もいらっしゃいますよね。
わたしの場合、起業するときにはとくにその業界の資格を取ったりしませんでした。
資格がなくても、起業はできます。
けれど、このサイトをつくり始めてから
初めての国家資格「キャリアコンサルタント」を取得しました。
なぜ「必要のない資格は取らなくていい」と考えいたわたしが資格を取得したのかというと、
それにはメンタル面が大きくかかわっています。
それでは、起業と資格について一緒に考えてまいりましょう!!
もくじ
1.起業には資格が必要?
1-1.起業に資格が必要なのではなく仕事に資格が必要なのです
起業したいけれど、なんの資格ももっていないし…という方がいるかもしれませんね。
起業するためにはとくに必要な資格はありません。
ただ、起業したあとにおこなう事業内容によっては、資格が必要なものがあるということです。
たとえば、「わたし、カフェをやりたい!」という場合。
不特定多数の人に飲食物を提供する場合には、保健所に対して食品衛生責任者を届け出る必要があります。
調理師や栄養士などの資格を持っていて、食品衛生について学んでいると証明できる人ならすぐに取得できます。
ここで「調理師や栄養士は、専門学校に何年か通う必要があって費用的にも時間的にもたいへんそう!」と感じてすぐにあきらめないでくださいね。
食品衛生責任者は、都道府県で実施している講習会を受けることで取得できるのです。受講費は1万円程度ですし、講習は1日です。
他にも、法律を知っておく必要がある事業内容であれば税理士、行政書士、社会保険労務士など取り扱う案件によって必要な資格が違います。
また、「〇〇コンサルタント」「〇〇アドバイザー」という名称は、名称独占資格(キャリアコンサルタントもそうです)だったり民間資格として商標登録などされていたりしない限り、なんの資格がなくても名乗ることができます。
たとえばよく耳にする「経営コンサルタント」というのは企業の経営に関してコンサルティングやアドバイスを行う人ですが、経営コンサルタントという資格はありません。
税理士、社会保険労務士、中小企業診断士といった資格を持った方が経営コンサルタントを名乗ることが多いようです。
以前私が商工会に依頼して来ていただいた経営コンサルタントを名乗る男性は、まったくなんの資格もなく「経営コンサルタント」をしていたので驚かされました。
名刺のHPでプロフィールを見ると「日本大学農獣医学部食品工学科卒業」となっていましたので、大学でも経営を学んだわけではなさそうです。
わたしになにかを伝えたい神様はやはりいるようで、この大学のこの学部は、わたしの兄が進学した学部でした。
わたしの兄は〈母親は必死で隠しておりましたが・笑)、県立高校で最底偏差値の、どんなヤンキーでもおバカでも受かる高校を落ち、とある私立高校へ進学し(もちろん、優秀な生徒さんもたくさんいらっしゃる高校です)、えらいデブなので当時ほとんど部員のいなかった(今はちゃんとしているかたもいると思いますので当時のことです)ウエイトリフティング部に入り、ほかに誰もいないデブ階級なのでろくに練習に行かない程度でも好成績を収め、そのスポーツ推薦で大学へ進学したという、まあその程度の学部学科です。
農獣医学部なんていう名称、まるで獣医さんになるような理系に見えますけれども(もちろんそういった方もいらっしゃるのでしょう)、食品工学科というところに入学した兄は、中三程度の数学もできない人でしたし、なにかしらの努力もしていませんでした。
だからわたしは、学歴を単純には信用しない人になることができ(印象は持ちますけれども・笑)、さらに、そんな人(二年留年後退学、父親の看病のためと母親は親戚に言いふらしましたがまったくの嘘、授業を受けてもいなくて室内でだらだらゲーム三昧、いまでいう引きこもりのニートというところ)にいくらでもお金を注ぎこむのに、父が他界してからはわたしの学費すら支払わなくなったというクソのような母親の……あらら、個人的な恨みつらみになっていますね、このへんにしましょう。
まあ、その程度の人が行けちゃう大学出身で、そんな肩書を名乗っても違法でもなんでもないのが
経営コンサルタント
なんですよー。
あなたの前にもこうした低レベルの人が「先生」ぶって出現する恐れがありますから気をつけてくださいね^^
何の資格もないのですから、この方はなんらかの助成金、補助金を得るための手続きなどをすることができず、さらに知識も非常に浅く(だってバカなのに努力もしていないのですもの)、私へのコンサルティングは普通に売られているビジネス本の内容程度の薄っぺらなものでした。
私は直接支払っていませんが、このコンサルティングには商工会の費用で5万円程度は支払われているようです。
他の会員様が支払っている大切な商工会費を、わたしが無駄に遣ったように感じてとても後悔しました。
あなたの起業に資格が必要かどうかわからないときも相談にのってもらえる商工会についてはこちら(リンク)
こんなふうに、自称「経営コンサルタント」であっても、営業がうまくいけば仕事になるのですね。この記事を呼んでいるあなたが、学歴でコンプレックスを感じているとしたら、そんな必要はないと、強くお伝えしたくてちょっとわたしらしくない(笑)過激な表現になってしまいました。
ちなみに、この「経営コンサルタント先生」には来ていただいて指導いただいたお礼をメールしたのですが、わたしの兄と学部学科が同じようですが、どんなきっかけで経営コンサルタントになられたのですか?なんて質問しちゃったせいでしょうか(笑)、返信はいただけませんでした。
逆に、県がおこなった大規模な経営セミナーなどで講演してくださるような優秀な経営者様の場合、講演会の感想やお礼をメールすると「お忙しいのは存じ上げております。返信不要です」と書き添えてもほどんどの方から返信をいただきます。
こうしたことでも、人としてどうあるかがわかりますね。
資格を取得するなら
〇法律で定められているために必要なので、その仕事をするために国家資格を取得する
〇その仕事のためには専門的な知識を得るための勉強が必要で、その能力を証明できるなど、クライアント様からの信頼を得て仕事をするために自主的に資格を取得する
というように、目的を持ったほうが良いようですね。
1-2.わたしは何の資格もなく風船業で起業しました
さて、私の場合は風船業で起業しましたが、まったくなんの資格も持っていませんでしたし、今も持っていません。
それは、先ほどお伝えしたように、風船業にはとくに必要な資格が法律で定められていないからです。
風船の場合は、アメリカの風船メーカーさんが独自におこなっている資格やバルーンスクールが発行している資格があるようです。
わたしは、すでに風船業を開業していた先輩の会社で仕事のお手伝いとして実践的に指導してもらってガスボンベの扱い方や風船の扱い方を学びました。
タイミング良くこちらの事情を受け入れて指導してくれる、良い経営者さんに出会えたためにわたしは起業できたと今も思っています。
なぜなら、もし風船に興味を持ってバルーンスクールに通ったとしても、どんなツールを持ってどのような営業活動をすればいいのかまったくわからなかったと思うからです。
わたしは、起業するときにお世話になったその先輩経営者様に、バルーンの写真という貴重な資料を無償で提供していただきました。
まだデジカメが今のように普及しておらず当時の写真は紙焼きのもので、今のようにネットから写真を気軽に拾える時代ではなかったので、この写真がなければカタログも作れず、営業のしようもなかったはずです。
「資格ありき」で行動していたら、おそらくはバルーンスクールを卒業して、その後はその民間資格を手にして途方に暮れていたのではないかと思います。
そうなっていたら、スクールにかかった料金は無駄になってしまったと思います。
1-3.女性の相談にのるために資格を取得しました
わたしは今年、「キャリアコンサルタント」という国家資格を取得しました。
キャリアコンサルタントは国家資格ではありますが、先ほどお話したように「その資格を持った人しかその業務をおこなうことができない(業務独占資格といいます)」というわけではありません。
キャリアコンサルタントの資格がなくても、キャリアコンサルティングをおこなえるのです。こうした資格を名称独占資格といいます。
「必要のない資格は取らなくていい」というスタンスだったわたしが、なぜこの資格を取ろうと決めたのかというと…
それは、「罪悪感を持たないため」です。
このサイトをつくったときから、
「以前のわたしのようにお仕事のことで悩んでいる女性の相談にのりたい」
という気持ちはありました。
起業という部分ではアドバイスできることもあるように感じていました。
けれど、それだけでクライアント様からお金をいただいてもいいのかな?
本当にその人のためになるカウンセリングやコンサルティングができるのかな?
そして、スピリチュアル寄りの考え方をする傾向がある自分が今のままでカウンセリングを承ってしまうと、なんだか怪しい「スピリチュアルカウンセラー」的なものになってしまわないかな?
そんなことを考えたのです。
何かを提供してそれと引き換えにお金をいただくのなら、
自信をもって提供できる人になりたい!
そうでなければ罪悪感を持ってしまい、長続きしないだろうとわたしは思いました。
そして「お仕事に関する相談にのるためには、どんな勉強をしたら良いのだろう」と調べていき、2016年から国家資格となった「キャリアコンサルタント」の取得を決意したのです。
2.本当は起業したいのに、資格を取ることに逃げていませんか?
2-1.人生とお金の無駄遣いにならないように
資格取得が、あなたの大切な人生の時間とお金の無駄遣いにならないといいなと思います。
以前は「必要のない資格は取らなくていい」という考え方だったわたしが、今では「資格取得は自分が必要と思えば必要」という考え方になりましたが、それでもやはり、無駄な資格を取得することにメリットはないと考えます。
民間資格でも受講には数万円かかるものがほとんどですよね。さらに受験費用がかかるものもあります。
「その資格を取ったら知識や自信がついて起業準備に向かった」
とか
「起業ではなくて他に働き方がみつかった」
とか、どんな方向でも前向きに進んでいたらいいと思います。
たとえ仕事に役立てられなくても、「久々の勉強、楽しかった!」と思えたら、お金はかかったけれど決して無駄遣いではないですよね。
心配なのは
「こんな資格取っても、何の役にも立たなかった…」
って後悔してしまったり、
「資格を取っても起業できない。やっぱり私には起業なんて無理」
と考えてしまったりすることです。
つまり、よけいな罪悪感を持ってしまうこと。
罪悪感って、人のやる気を奪ってしまう、すごく良くないものだとわたしはいつも考えています。
罪悪感が一種のブロックになるというか、人生の良い流れを妨げるものだと。
ですので、もしもあなたが何かの資格を取ることで心のどこかに罪悪感を持ってしまう結果になるくらいなら、取らないほうがいいと思うのです。
2-2.今のままでいいと認めることが幸せなのかもしれません
今の自分を認めて「今のままでいい」と思うことができたら、それが幸せということもあるように感じます。
本当に心から「起業したい」と思う女性には、きっとその力があるとわたしは信じています。
わたしにできる応援を全力でさせていただきたいと思います。
けれど、起業したいというのが本心なのか、自分の本音なのかは自分の心とよく相談したほうがいいなあと感じています。
たとえば
今のあなたが専業主婦やパート・アルバイト勤務の主婦だとします。
子どもは保育園や幼稚園や小学校に通っている、あるいは子どもはいない、あるいはもう中高生になっているなどで育児にたくさんの時間を取られることもない…。
そして、周囲の主婦はフルタイムで正社員をしていたり、資格を活かして一生の仕事をみつけていたりする人が多かったとします。
なんとなく「働かないこと」に罪悪感を持ってしまい、「働かなくちゃ」と思うけれど、これといってやりたい仕事はない。
または、お勤めしてみたけれど自分には合わなくて辞めてしまった…。
さらに罪悪感が大きくなって、何かしなくてはと焦って、
「お勤めはもう嫌だし、起業したいな、素敵なおうちサロンみたいなことできないかな…」
または
あなたが会社員や派遣社員、契約社員やアルバイトで働いているとします。
結婚するかもと思って付き合っていた男性とは別れてしまい、結婚の予定もない。または、身近な男性には魅力的な人がいなくて、付き合う気もしない…。
今の仕事は好きではない、あるいはやりがいがない、または、収入がイマイチ…。
友人は幸せそうに結婚したり、バリバリ働いてキャリアを積んでいたり、資格を活かして一生の仕事をしていたり…。
結婚しない理由になるほどの仕事はしていないし、だからといって結婚に逃げる気もしない。転職しても今の自分のキャリアではたかが知れたところにしか行けない…。
「今から何かエステとかネイルとかアロマとかの資格を取って、自分のサロンで起業したいな…」
こんなふうに考えるのは、よくあることだと思うのです。
でも、この状態ではきっと、「なにか起業に役立つことを学ばなくちゃ」と焦って資格を取るばかりで、起業にはたどりつけないと思います。
でももしかすると、考え方を変えればそんなあなたは「今のままで幸せ」なのかもしれません。自分に対して「今のままでいいんだよ、幸せを感じていいんだよ」と許可するだけで。
あなたもわたしも、幸せになるために生きています。
「起業して自分のサロンをもってキラキラ働いたら幸せ」と決めつけることで、
今のあなたが幸せでなくなってしまうのはもったいないことです。
「こうなったらいいな」
というのがあって、
「そこへ向かっているときも幸せ」
っていうのがたぶん、いちばんいいですよね。
わたしもそんなふうに、罪悪感や焦りや他人との比較や…いろんなことで幸せを感じることができないときがあったので、この記事を読んでくださっているあなたがそうならないといいな、と心から思います。
起業に資格が必要ないと思えるようにパラレルキャリアをスタートしたい方はこちら(リンク)
3.起業に資格は必要ないと思えるようになるために
3-1.お金を受け取るハードルを下げる方法
お金を受け取ることに対して心のどこかで罪悪感を持ってしまうタイプの方は、起業前にお金を受け取るハードルを下げておきましょう。
自分の心とちゃんと向き合って、「やっぱり起業したいな」と思えたなら、今はその願いが叶っていなくても大丈夫、心配いりません。
あなたには起業できる力があります。
自分の育った環境によると思うのですが、親が公務員や会社員という家庭で育った人は「お金を受け取る」ことが苦手な傾向にあると思います。
でも大丈夫。わたしもそうでしたから。
まずは、お金を受け取るハードルを低くしていきましょう。
【お店屋さんごっこを楽しむ】
今48歳のわたしの場合は、若いころはネット環境が普及していなかったので、対面でのフリーマーケットから始めました。
出展料数千円を支払って出店する場合と、当時はイベントの集客を狙って無料で出店できる場合がありました。今も同様だと思います。
不用品を売ることが起業につながるとは思えないかもしれませんが、「お金を受け取る」ことが心のどこかでブロックになっている人には効果があるので実践あるのみですよ。
また、同じアクセサリーでもきれいに透明な袋に入れたり、まとめていくらいうようにセット販売したり、工夫することで高く売れる(お客様から見たらお得に見える)ことがわかったのも勉強になりました。
その後、息子が赤ちゃんの頃にはインターネットが普及してパソコンも購入したので、息子が使えなくなったものは「ヤフーオークション」で売りました。
ベビーカーを送るときに、ふと目に留まった、息子がもう着られなくなった甚平さんを一緒に入れたところ、すごく喜んでもらえて、口コミに書いてもらえました。
それで、「ああそうか、ネットの世界もフリマと同じなんだな」と思い、工夫するようにしました。
洋書の絵本(文字なし)などは、「散らかっていてもおしゃれ!赤ちゃん洋書絵本」としてセット販売したら自分が新品で買ったときより高く売れましたし、絶対に売れないと思っていた布おむつも、ぴったりサイズの籐かご付きにしたらすぐに売れましたよ。
相手の赤ちゃんの月齢もメッセージのやり取りで尋ねておき、使えそうなものを必ずおまけで付けることで、口コミは良いものばかりになりさらにその後売りやすくなっていきました。
今ならメルカリのような手軽なものもありますし、手作り作品を販売できるサイトもありますよね。
わたしがライターとしてお世話になっているクラウドソーシングサイト「ランサーズ」の運営するサイト「pook」では、自分にできるサービスを提供してお金を受け取ることができるようですよ。
法律や条例で資格が必要なサービスの提供はできませんし、登録してもお客様がいなければ仕事にはなりませんが、それは実際の商売でも同じですよね。
ネイルなど資格が必要ないサービスなら登録しておくと良いのではないでしょうか。
何の資格も学歴もなくてもライターになれるランサーズについてはこちら(リンク)
最初の一歩って、そんなものでいいのです。
というか、「起業がスタートできない」という人は、そこから始めないと怖いと思います。
いつの間にか「物(やサービス)を売るって楽しい!」と思えたら、起業できるエネルギーがどんどんチャージされていくと思いますよ!
3-2.自己効力感をアップする
「自己効力感」というのは、「課題に必要な行動を成功裡に行う能力の自己評価」のこと。
簡単にいえば「自分にはできる!」と思う力のことです。
「自己効力感」はカナダ人の心理学者アルバート・バンデューラが提唱した「社会的学習理論」に登場する言葉です。社会的学習理論は、のちに社会的認知理論に発展しました。
バンデューラはこの自己効力感がアップする要因を4つ挙げています。
1・個人的達成(遂行行動の達成)
自分が経験することで「できる!」という自己効力感がアップする
2・代理学習(代理的経験)
誰かができているのを見ることで「自分にもできる!」と思えるようになる
3・社会的説得(言語的説得)
誰かに「あなたならできるよ」と認めてもらうことで自己効力感がアップする
4・情緒的覚醒(情緒的喚起)
やる気があって前向きな気持ちなど生理的な反応によって自己効力感がアップする
わたしがこの言葉を知ったのは、キャリアコンサルタントの資格取得のために勉強していたときです。
よく耳にする「自己肯定感」と似ています。自己肯定感は文字通り、自分のことを肯定的に考えられることですね。
たとえ物事がつまづいてうまくいかない時期があっても、自己肯定感があれば
「よしよし、大丈夫大丈夫。自分、よくやってるよ」
と認めてあげることができるのですぐに投げ出さずに努力を続けられるのですよね。
もっとも強く自己効力感がアップするのはやはり1の「個人的達成」なので、行動を増やすことで成功体験が増えれば、自己効力感がアップすることにつながります。
けれどそれ以外でも、自分のちょっとした努力で「自己効力感」はどんどんアップします。
自己効力感についてはこちらの記事でより詳しくお話していますので、良かったら参考にしてくださいね。
起業に資格は必要ないと思える自己効力感を身につけるならこちら(リンク)
4.起業に資格が必要ないと思えたらもう大丈夫
このサイトでは、基本的に起業に興味のある女性に向けて記事を書いているので「起業に資格は必要?」という切り口でこの記事を書いてきました。
けれど、「起業」に限らず、「就職」「仕事」といういわゆる「キャリア」に対しても同じことがいえると思います。
育児のために仕事を辞めてしまった女性が、新たに就職先を探すときに「自分には何の資格もないし…」と不安になることがあるかもしれません。
そんなとき、「まずは何か資格を取ってから…」という女性が
「一念発起して取得した資格を活かして思い通りの就職が決まりました!」
という結果になる人は極めて少ないとわたしは考えます。
逆に、「絶対にこの仕事がしたい!」という目標と行動力さえあれば、まずはその世界に入ってから必要な資格を取得すれば良いので、
「とりあえず情報を集めて行動しよう!」という女性なら
「働きながら必要な資格を取得して、好きな仕事をしています!」
という結果になるのだと思います。
バルーナッツのアルバイトとして数年間在籍してくれたRさんという女性がまさにそんな女性です。
バルーナッツにアルバイト面接に来てくれたときには、二人の子供を育てるシングルマザーで、収入をアップするために役立つかもしれないと、教習所へ通って大型運転免許を取得中でした。
Rさんは、平日には他の仕事をしながら、週末だけバルーナッツの仕事をしてくれることになりました。
明るくて前向きな彼女は、県がシングルマザーを対象に給付金を出すという条件で募集していた看護師になるためのコースがあることを知るとすぐに応募。
3倍の倍率をものともせずに合格しました。
給付金で生活しながら学校へ通い、准看護師になりその後は看護師として働き、さらに大学へ通って正看護師になりました。
准看護師を取得したとき、Rさんの子供たちはまだ小学生でしたので彼女は夜勤をしたくないと思いました。
そこで、流されるままに募集のある病院に勤務するのではなく、彼女は持ち前の行動力で自分から夜勤のない献血ルーム(日本赤十字社)へ募集枠がないか問い合わせ、みごと採用されたのです。
今でも友人知人のお祝いにはバルーンを注文してくれる彼女なので、ときどき会うことができるのですが
「今の仕事は楽しいです!お給料も良いので、もうギリギリの生活じゃなくて余裕がありますよ!疲れていたらたまには外食しちゃおうとか、普通の生活してます!!」
と満面の笑みで話してくれました。
彼女なら、看護師育成の募集がなくても大型運転手として高収入を得ていたかもしれませんし、他に何かしら道をみつけたかもしれないとわたしは思います。
長い記事を読んでいただき、ありがとうございました!
資格についてわたしが思うことを書いてきましたが、
あなたはどんなふうに考えているでしょうか。
また別の記事でお目にかかりましょう。