こんにちは!キャリアコンサルタントの金子めぐみです。
今回は、人付き合いが苦手な人のためのお話です。
わたしは体格がいいからなのか他に理由があるのかわかりませんが、「積極的」「社交的」な人だと思われがちなようです。
でも、子どもの頃から友達は少ない方ですし、いなくても平気かもしれません。
(「友達」の定義が自分の中で定まっていないくらいです・笑)
人付き合いは完全に、苦手だと自覚しています。
このサイトのこの記事にたどりついたあなたもきっと、わたし同様に人付き合いが苦手な女性かなと思います。
学生ならば学校で、社会人をしていればたいていのお仕事では人付き合いを避けられませんし、専業主婦だとしてもご近所さんやママ友など、様々な人付き合いがあるかと思います。
人付き合い苦手なわたしが、どんなふうに工夫して今までやってきたかをご紹介すれば、
人付き合いが苦手で悩んでいる女性のお役に立つことがあるかもしれないなと思いました。
それでは、人付き合いが苦手なあなたがそれを克服できる世界へまいりましょう!!
もくじ
1. 人付き合いが苦手な人におすすめの克服法
1-1. 人付き合いはできるだけ対面を避ける
わたしの場合、人付き合いに関してはできるだけ対面することを避けるようにしました。
けれど、おそらく相手の方は気づいていないと思います。
人付き合いが苦手な人って、対面で人と話すことがとても苦痛ですし、終わるとぐったりと疲れてしまいます。
直接ライブでお話するなんて、あとで後悔してしまうようなことを口にしてしまうかもしれないし…とか考えると恐ろしくなっちゃいますよね。
だったら、できる限り対面を避けましょう (b゚ェ゚o)
幸い現代は、ネット上でやりとりする方法がたくさんありますから、わたしの若かった頃よりはずっとやりやすいはずですよね。
文章の良いところは、直接話すのと違って、見直して書き直せるというところ。
安心ですよね。
絵文字やスタンプなどであなたらしさが出るように工夫して、対面以外の人付き合いを心がけましょう。
1-2. 対面を避けられないときには「演じる」
どうしても対面を避けられない場面では、「自分のキャラはこんなかんじ」という設定をハッキリさせて、演じましょう。
べつに、相手に本当の自分をすべて見せる必要はありませんよね。
本当の自分を知りたいなら
仕事上で信頼された方が良さそうならそんな感じの自分を演じて、どうしても出席しなくてはいけない会合などがあればその場に合わせて空気のように目立たない自分を演じるなど、工夫してやってみてください。
わたしの場合は、対面を避けられないときにはいつもよりずっと笑顔を増やすように努力しています。
「好印象を持たれて損することは少ない」と割り切って、笑顔でいます。
ただし、自分とかけ離れたキャラを演じるのはとても難しいですし、毎回違うキャラを演じるのは疲れちゃうと思うので、自分に近いキャラでスタンダードを決めておくといいと思います。
わたしの場合は
「まじめでおとなしそうだけど、悪い人ではなさそう」
というキャラです・笑!!
注意資源が少ないから^^
1-3. みんなも「演じている」と信じる
人付き合いが苦手な自分だけではなくて、周囲の人みんな「演じている」と信じると気持ちが楽になります。
明るくて人気者の人がいても、うらやんだりせずに「明るい人気者を演じるのが上手だなあ」と思っちゃえばいいです。
嫉妬したくないならこちらで^^
じっさい、多かれ少なかれ人は相手によって違う態度を取るのですから、自分を演じ分けているのだと思います。
心理学の本に書かれていたのですが、人って相手によって無意識に自分が見せる面が違うのだそうで、
「あの人は苦手」
と感じるときは、その人が苦手というよりは
「その人といるときに見せる(出現する)自分が嫌い」
なのだそうです。
本当は嫌いな自分の一面が出てしまう相手だから、その人が苦手…なんだか奥が深い話ですよね。
2. 人付き合いが苦手な人と仕事上の人間関係
2-1. 上司や先輩とのおつきあいをスムーズにする方法
上司や先輩とのおつきあいを楽にするには、感謝はときどきカタチにして手渡すことです。
人付き合いが苦手なわたしやあなたは、おそらく自覚のないままに感謝を伝え損ねていることがあるようです。
もちろん、「ありがとうございます」などは口にしているはずですが、どうしても接触を避けがちですから(笑)、相手から見れば「あんなにしてやったのに、なんのお礼もない」ということになってしまうことも。
相手から悪い印象を持たれてから挽回するのは大変なので、そんな印象を持たれる前にちっちゃなプレゼントを手渡しましょう。
プレゼントというと、ちょっと大げさですね。
ええと、たとえば、旅行に行ったら
「きのう、○○へ行ってきたんです。よかったらおやつにどうぞ」
と、お菓子をひとつ手渡す。
箱ごとだと、なんだかおおごとになっちゃうので、中のお菓子ひとつかふたつくらいでいいと思います。
上司や先輩の誰かが咳をしていたら、
「わたしのど飴持ってます、よかったらどうぞ」
と手渡す。
女性同士なら、相手が好きなキャラクターや柄なんかもわかるかもしれませんよね。
上司や先輩が好きそうなものがあったら
「買い物してたら、先輩が好きそうなものみつけちゃいました」
と、手渡す。
「ええ~!もらっちゃっていいの?」などと言われたら
「いつもお世話になっていますから」
と感謝の気持ちだということを伝えましょう。
ちょっとしたプレゼントは、ギフトラッピングをしたりせずに
千円以下のもの、相手に負担にならない程度のものを選ぶといいですよ。
モノを渡すだけで、ほかの接触を減らしても嫌な印象を与えにくくなります。
2-2. 同僚とのおつきあいはほどほどで大丈夫
同僚に関しては、あなたの考え方しだいですが、わたしは、おつきあいはほどほどで大丈夫かなと思います。
もともと人付き合いが苦手なのですから、無理に仲良くなるとその後のお付き合いに悩まされて自分の首を絞めちゃいます・笑
仕事上でやりとりが必要でしょうし、後輩などには指導することもあると思いますが、最低限それだけでいいかな、と思います。
嫌われたくなかったら、話さない分だけ笑顔をふやしておきましょう・笑
わたしは以前、機関銃のように話しかけてくる人と仕事をしたことがあるのですが、「人付き合いが苦手なんで、放っておいてください」とは言えないなあと思い、でも正直、話の内容はまったく興味のないうわさ話だったので、
「あ、ごめんなさいぼんやりしてました」
「あ、ごめんなさいぼんやりして聴いてなかったです」
「え?すみません、ぼんやりしてました」
を毎日のようにくり返したことがあります・笑
もう、嫌われてもいいやと思っての作戦でしたが、(たぶん)とくに嫌われてはいなかったと思います。「聴いてなかった」「ぼんやりしてた」もつかえるかもしれません。
2-3. 営業や販売だってできます
冒頭でもお話したように、わたしは人付き合いが苦手なのに営業職も経験しています。
歩合給でお給料が良かったので(笑)頑張っちゃったのですが、これも今まで書いたように
・できる限り対面を避ける
・ちっちゃなモノを手渡す
・演じる
などで乗り切れました!
もし、不本意ながら営業職や販売職になってしまったという方で、今すぐ仕事を辞めるわけにはいかない、という人付き合いが苦手な方は「どうしたら対面せずに済ませられるか」を考えるといいと思います。
メールをものすごく工夫して好印象にするとか、資料には自分オリジナルのペーパーをつけるとか…。
わたしの場合、時代がまだメールではなかったので「お手紙」をつけました。
こちらの経験が参考になるかもしれないので、興味のある方はご覧くださいね。
人付き合いが苦手なわたしがどんな営業をしたかはこちら
3. 人付き合いが苦手な人とママ友の人間関係
3-1. 共通項は「母親」だけと肝に銘じる
ママ友というのは、母親になる前から友人だった場合やたまたま子どもを通じて本当に気が合う友人に出会えた場合以外、共通項が「母親」というだけの、ただの知り合いだと思っていればいいと思います。
こんな言い方だと「嫌な女」みたいですけれど、相手に期待すると必ず失望する結果になります。
だから、最初から「友達」だなんて思わない方がお付き合いしていてがっかりしないし、さっぱりと上手に距離を取ることができるとわたしは思います。
「ママ友」というと「お互いに助け合い励ましあうなどして育児を楽しむ母親同士の友達」のように、仲が良さそうな響きがあるように感じます。
でも、もしも相手が子どもを預けられずに困っていたとして、「ママ友が困っているんだから」と思って自分が預かってあげたとしますよね。
その後、そもそもが人付き合いが苦手なあなたが、
「こんどはあなたが私の子どもを預かってね」
と言い出せますか?
言い出せないだけならまだいいけれど、いつも頼まれてばかりいればきっと「いつも自分ばかり損している」というような気持ちになっていくと思います。
それはストレスになりますね!
だったら最初から、「ただの知り合い」くらいの距離感でお付き合いしておいた方がいいですよね。
3-2. 目的があるなら割り切る
わたしには経験がないのですが、ママ友をやめられないというか、関係を続けないと不利益を被るということもあるようですね。
たとえば、お受験のように情報を得る必要があるとか、子どものために親同士が仲良くしておかないと困ったことになるとか…。
そういうときには、「自分にはこういう目的があるのだから、人付き合いは割り切ってする!」というようにハッキリと決めるといいようです。
アサーショントレーニングといって、さわやかに自分の言いたいことを伝える方法がいくつかあります。
こちらの記事では、例としてスポーツジムでのおつきあいをどうするかが書かれていますので、良かったら参考にしてみてくださいね。
人付き合いが苦手な人にも役立つアサーションについてはこちら
4. 人付き合いが苦手なことはそんなにマイナスではないです
人付き合いが苦手って、なんだかネガティブなことのように思えますけれども、どんなことにもメリットとデメリットがあるように、悪いことばかりではないとわたしは思います。
たとえば、わたしは人付き合いが苦手なおかげで学校でも家でもたくさん本を読む時間がありました。
また、家で手芸などのモノづくりをしていたことやインテリアに興味を持ったこと、料理を始めたことなど、今のわたしをつくっているものは、
人付き合いが苦手だったから
得ることができたことばかりです。
「人付き合いが苦手だったからしてきたこと」のモノづくりは、大好きな風船をつかったバルーン装飾やギフトやアレンジの制作などに役立っていますし、本を読んでいたおかげで、ちゃんと文学や文章を学んでいないのに今はライターのお仕事もしています。
インテリア好きや料理は息子との生活に役立っていますし、人付き合いが苦手な自分の今までを振り返って、そんなに悪い人生とは思えません。
友達はほとんどいませんが、それでじゅうぶんと思えるのも、人付き合いが苦手なおかげですよね・笑!
だって、人付き合いが好きだったら、友達たくさん欲しいだろうし…なんだか大変そう。
やっぱりわたしは今の自分でいいなと思います。
自分を大切にね^^
今は、フリーランスとして在宅で仕事のしやすい環境が整っている時代ですし、対面での人付き合いが苦手でも、メールなどのやり取りさえ普通にできれば、それほど困ったことにはならない時代です。
困ったことになっちゃう時代に若いころを生きてきたわたし(笑)ですらどうにかしてきたのですから、今の時代に生きているあなたは「人付き合いが苦手」なことをそんなに気にする必要はないと思います。
わたしが約50年生きてきた中でやってきた
人付き合いの苦手な人のための克服法などご紹介してまいりました。
お役に立てて、
あなたも
「人付き合い苦手だけど、ま、いっか!」
と、自分の良い面に目を向けてもらえたら嬉しいです。
読んでいただいて、ありがとうございました!!
また別の記事でおめにかかりましょう!