こんにちは!キャリアコンサルタントの金子めぐみです。
今回は、人生のステージが上がるときについてのお話です。
あなたは自分の人生を振り返って
あのときステージが上がったな!
というときはありますか?
おそらく、はっきりと「あのとき!」という一瞬ではなくて
あのトラブルを乗り越えたら、いつの間にか人生が良くなっていた
あのとき必死で頑張ったから、今の自分がある
というように、
気づいたら人生のステージが上がっていた、
という感じではないでしょうか。
さあそれでは、人生のステージを上げていきましょうか!!
もくじ
1. 人生のステージが上がるとき
1-1. 自分では気づかないこともある
人生のステージが上がるときって、自分では気づかないこともあるんじゃないかなと思います。
何かに夢中になって一生懸命やっている人や
目の前の困難を乗り越えようと頑張っている人
誰かを助けるために必死な人
そんな感じの人たちが、気づいたら上のステージにいたという感じではないのかな。
わたしの場合は、離婚したことで居場所は確実に変わったと思います。
どちらがいいとかではないのですが、離婚後は能力が足りていないのに必死で自営業をしていたから、「仕事なんてお金のため」と考えていた頃の自分とは居場所が変わったと実感しています。
1-2. スピリチュアルなサイン
人生のステージが上がるときには、スピリチュアルなサインがあると思います。
一見トラブルに思えることなどはきっと、そうしたサインかもしれません。
どうして私だけがこんな目に?!
嫌だなあ、もう…どうしたらいいの?!
私の手には負えない!!
なんて感じるときはきっと、スピリチュアルなサインです。
必死にそれに立ち向かって、乗り越えられたときには
気づいたらステージが変わっているのだと思います。
だからきっと、トラブルって投げ出さない方がいいのですね。
あ、トラブルメーカーから逃げる(距離を置く)のはありだと思います。
そうした行動も、トラブルを乗り越えたことになるとわたしは思うので、ひどい目に遭っているなら我慢せずに逃げてくださいね。
人生のステージを上げるためにサイコパスとの縁は切りましょう
1-3. 周囲の人が変わる
人生のステージが上がるときには、日頃おつきあいする、周囲の人が変わります。
これは、わたし自身の経験だけではなくて、多くの人が口にしていることなので、あなたも聞いたことがあるのではないでしょうか。
とくに急激に成功していく人はこの話をよくしています。
あなたがよく連絡を取っている5人(10人)の平均年収があなたの年収(になる)
ということも、よく耳にしますよね。
お金の問題だけではなく、価値観や生き方、その人のあり方が似ている人とつきあうことになるのは当然のこと。
【2021年8月追記】
心理学のお勉強をしていたら、それって「プライミング効果」で説明がつくのかもしれないと思いました。
下記の文字は記事の途中にリンクしているので興味のある方はそこだけ読んでみてください^^
新しく出会う人とつきあっていくことは、勇気がいるし面倒に感じるものです。
本当にいい人なのかなと、言動から推測したりしちゃいますし、その人の癖がわかるまではひとつひとつの言動にカチンときたり、不安に思ったりすることもありますし……。
ずうっと同じ人たちとつきあっているのは、楽ですよね。
お互いのことも知っているし、気を遣わないですから。
でも、あなたがその楽な環境に違和感を覚えているとしたら、
それはあなたの人生のステージが変わるときだと潜在意識が教えてくれているので、行動すべきです。
誘いを断ったら悪いかな
みんなに嫌われちゃうかな
悪く言われるのは嫌だな
よく考えたら今だって楽しいこともあるし
友達がいないとカッコ悪いし…
せっかく「あなたはもう次のステージに行くべきだよ」と、潜在意識が違和感として教えてくれているのに、こんなふうに頭で(顕在意識で)考えたことで打ち消してしまうのはもったいないですよね。
チャンスをつかめない原因は、頭で考えて現実的になりすぎるから。
もうちょっと自分を信じてスピリチュアル寄りになれば、チャンスをつかみやすくなり、ステージも変わっていくと思います。
スピリチュアルな感覚を身につけて人生のステージが上がる転機を見分ける記事はこちら
1-4. お仕事上の立場が変わる
キャリアデザインという視点で見ると、お仕事の上での成長変化(トランジション)は人生のステージが上がるときだといえます。
正規雇用なら
わかりやすい昇進がありますが
たとえ非正規雇用の
アルバイト・パート
という働き方でも
小さな変化はたくさんあります。
新人さんが入ってきたから
お仕事内容を
先輩として教える
あたりまえに期待され
そして自分も
当然のことと捉えている
この立場の変化は
しっかりと
人生のステージが上がっている
ということだと思います。
【キャリアトランジションとは】
キャリアの転機において、人は「終わり」と「新しい始まり」を経験する。変化は必ずしもスムーズではなく、適応するための心理的な過程が必要とされる。
トランジションをサポートするには、自己理解を深めたり、内面に焦点を当てて自己反省の時間を取ることが大切である。
人生もお仕事も
変化があるときには
抵抗やストレスを感じます。
でもそれを乗り越えたとき
自分の成長を感じる
というような
喜びがあるのだと思います。
2. わたしが考える「人生のステージが上がる」とは
2-1. 階段ではなくスロープ
人生のステージって、階段みたいに段があってガクンガクンと昇るものではなくて、スロープみたいに滑らか~に昇っていくのではないかなと思います。
だからきっと、気づかずにいつの間にかステージは変わっていた、ということになるのではないでしょうか。
そして、もちろん昇るばかりじゃなくて、下ることもあると思います。
嬉しいことに、精神レベルを上げることは自分でできることが多いです。
おこないを良くする、掃除をするといった、普通に良いことをしていると精神レベルは上がっていきます(興味のある方は浅見帆帆子さんの「あなたは絶対!運がいい」をご一読ください)。
きっと、精神レベルを上げようと努力している(本人がそうとは気づかなくても)うちに、それまでの自分のいた場所ではないところにいるようになるのだと思います。
2-2. 2次元ではなく3次元
自分を点としてベクトルを描くとしたら、2次元ではなくて3次元だとわたしは思います。
ステージが上がる、変わることには客観的な良い悪いはないのではないかと思うからです。
たとえば、ある女性が起業して大成功したとします。
収入が増え、つきあう人たちも変わり、忙しくも充実した日々を送っています。
一方、ある女性は結婚を機に仕事を辞め、自宅でできるフリーランスの仕事をすることに決めました。
収入は半減しましたが、夫はその働き方を認めてくれ、妊娠した彼女は出産後もマイペースで仕事をしたいと思っています。
またある女性は、それまで専業主婦として家庭を守ってきました。
末っ子の娘さんが大学生になったとき、自分のために仕事をしたいと感じるようになりました。
社会へ出ることは長いブランクもあり不安でしたが、大好きな手芸関連の店舗でパートタイムの仕事を得ることができ、生き生きと仕事をしています。
この3人の女性たちは全員、自分は「ステージが上がった」と感じていますが、環境はそれぞれですよね。
フリーランスになったという女性が起業して成功しても幸せを感じられないかもしれませんし、起業して成功した女性は専業主婦からパートタイムの仕事なんて物足りなく感じるかもしれません。
ステージが上がったかどうかは、本人が以前より幸せを感じられるようになったかどうかという、主観だと思います。
2次元の紙の上にX軸とY軸があって、右上にベクトルが向けば「上がっている」というかんじではなくて、空間に点があって、あらゆる方向に道はあり、自分が望むバランスの場所へ向かうのが「ステージが上がる」ということかなと思います。
ステージが上がることをネガティブ感情が邪魔しているのかも
2-3. マインドが変わる
人生のステージが上がるときは、自分のマインドが変わったときだと思います。
ある出来事が起きたとき、それに対してどう感じるか、どう思うかによってその後の行動も違ってきますよね。
行動が違えば、結果も変わってきます。
だとしたら、マインドが変われば、起きたことは同じでも結果が違ってくるということ。
わたしがこれを最初に実感したときのことをお話しますね。
風船業で起業したわたしのいちばんはじめの収入になったのは、結婚式での風船の装飾やイベントで使うバルーンではなく、風船の商品からでした。
プロが使う美しい輸入のバルーンは、同じ色が100個入で1袋になっています。
装飾用のバルーンは単価も高いので、普通の人にとっては同じ色を100個ではとても買えないものでした。
すでに宇都宮のバルーン工房という風船業者で修行させてもらっていたわたしは、わたしみたいに風船好きなら、きっとこのプロ用の美しいバルーンが欲しいだろうなと思いました。
そこで、高校時代から大好きだった渋谷の東急ハンズへ行き、風船売り場の担当者に尋ねてみたところ、扱ってはいたのですが、やはり同色100個入りだから一般の人は取り寄せで購入する人のみで、店頭には並んでいませんでした。
当時は売り場の担当者がバイヤーだったこともあり、わたしが仕入れたプロ用の風船に、美しく飾るための解説書をつけた商品をお試しで店頭に置いてもらえることになりました。
商品は順調に売れ、わたしは次々と新しい商品をつくりました。
その中に、「デコバルーン」という屋外でも長期間美しく飾ることのできるバルーンをつかったキットがあります。
サラリーマン家庭に育ち、世の中のこともよく知らないわたしなので、とにかく安く仕入れれば利益が増えると考えていました。
何も知らないわたしはデコバルーンを製造しているメーカーに直接、
「仕入れがしたいので、できるだけ安くお見積りお願いします!」
といった内容をメールで問い合わせました。
すると、そのメーカーの社長さんから電話がかかってきて、ものすごい勢いで怒鳴られ、叱られました。
「あんた自分を何様だと思ってるんだ!仕入れならメーカーからじゃなく問屋からするもんだろう!」
自分がどんな悪いことをしているのか理解できていなかったわたしは、ただただ叱られたまま相手が電話を切るまで呆然としていました。
それまでのわたしなら、ものすごくへこんでしまい、そのまま何もしなかったと思います。
でも、そのときのわたしはかなり自己啓発系の本を読んでいたので、起業する前の自分とはマインドが変わり始めていました。
怒鳴っていたメーカーの社長さんあてにメールで謝罪しました。
「商売のことを何も知らずにひとりでやっているので、失礼があったこと、すみませんでした」
というような内容だったと思います。
すると、すぐにさっきの社長さんが電話してくださって
「あのね、問屋さんっていうのは、小売店さんが必要なだけ仕入れられるように、ものすごく大量の商品をプールしているんだよ。ダムのような働きをしているんだ。リスクを背負ってそうしたことをしている問屋さんを通さずに、あなたに直接売るわけにはいかないんだよ」
と落ち着いた、優しい声で説明してくれました。
このとき、わたしの中では何か自分が成長したような喜びがありました。
放置しないで、謝って良かったな、と思ったのです。
きっと、ステージが上がるときだったのだと思います。
もし、マインドが起業する前と同じだったら、怒鳴られたショックや腹立たしさ、悲しさなどでその日一日(か、数日間は)落ち込んでいたと思いますし、その先もなかったと思います。
人生のステージを上げた後に気づいた常識についての記事はこちら
3. 人生のステージを上げるには
ここでは、人生のステージを上げていく方法をご紹介していきます。
ここまでお話してきたように、わたしはわたしなりに、以前よりも幸せを感じるようになっているから「ステージが上がった」と主観ではそう見えるだけで、あなたにはあなたのステージがあり、それは2次元ではなくて3次元の全方向なので、比較できるものではないということを覚えておくと自分なりの方法がみつかっていくのではないかなと思います。
3-1. 感謝!
わたしの無料講座「神様からの宿題」(リンク)をやってみた方ならわかると思うのですが、感謝の気持ちが自然と湧いてくるような自分になると、人生のステージを上げていけると思います。
先日、わたしと同じシングルマザーの読者さんが無料講座「神様からの宿題」を実践した感想をくださって、自分もまったくそうだったなあと感じたことがありました。
それは、自分の本音にしたがってお金をつかうと、感謝の気持ちが湧いてきた、という感想でした。
お金について、なんらかのトラウマやブロックのようなものがある人に多いと思うのですが、わたしは自分に対してお金をつかうことに罪悪感を持ってしまったり、必要以上に節約したりしていしました。
心理カウンセラーの心屋仁之助さんの本で読んだのですが、彼もそうだったのだとか。
それで、そういう人って小さなことにケチケチして貯めこむんだけれども、病気をしたり人に騙されたり、いきなりすごくくだらない大きな買い物をしたりして、大きなお金を失うことになってしまうようなのです。
【追記】「自分をゆるす」記事を書いたら、わたしは自分をゆるしていないから必要以上の節約をしていることにきづきました。
人生のステージを上げるために自分をゆるそうね、っていう記事はこちら
その理由は、感謝の気持ちを持てないからなんですね。
自己肯定感(セルフエスティーム)を高めて人生のステージを上げるための記事はこちら
3-2. 感謝のためのお金のつかい方
感謝できるようになるためには、お金のつかい方に目を向ける必要があります。
節約しすぎるっていうことは、「不足してます」という意識を持っているということなので、ほんとうは今、手にしているたくさんのものや人などに感謝できないのです。
じゃあ自分のためにじゃんじゃんお金をつかって無駄づかいすればいいのかといえばもちろんそうではありません。
本音で自分がつかいたいことには、ちゃんとお金をつかう ゚+(b゚ェ゚*)+゚
これは先ほどご紹介した無料講座「神様からの宿題」の宿題のひとつなのですが、しっかり自分の心と向き合って「これはわたしにとって必要」って判断してつかうなら、そのお金は必ず感謝の気持ちにつながります。
自分のためにお金をつかって、自分が心から喜べるようになると、自然と感謝の気持ちが湧いてくる…不思議です。
わたしはいちごとかブドウとかスイカ、メロンなど果物大好きで、もらうなら喜んで食べるのに、買おうと思うと「やっぱり高いから、いいか…」とやめることが多いです・笑。
ですから、まだ自分のためにお金をつかうことがいつもちゃんとできるとは思っていませんが、以前よりはかなり良くなったかなと思います^^
3-3. 生活習慣を変える
生活習慣を変えることは難しいことですが、今の自分の生活を見直して、より良い生活習慣にすることで人生のステージを上げて行けます。
生活習慣、というと大きなことのように感じますが、
・今までまったく本を読まなかったけれど、たまには読むようにする
・今まではコンビニでお昼ご飯を買っていたけれど、たまにはヘルシーなお弁当を作って持っていく
・今まで運動をしていなかったけれど、ジムの無料体験に行ってみる
・今まではギリギリの時間に出社していたけれど、たまには20分早く出社して机まわりを掃除する
というふうに、自分にできそうなことを「たまには」することから始めると無理がありません。
無料で学んでみるのも小さなステップです^^
わたしは自分に甘いところがあるので、何かをしてみようと思っても「やらなくちゃ」というプレッシャーが嫌で、やめてしまうことが多いです。
それなので最近では、どんなことをするときにも「義務」だと考えないようにしています。
「やってみる」くらいな感じではじめて、それが気持ちよく感じたら何度もその気持ち良さをくり返し思い出しています。
自分のためにつかう時間をつくる方法はこちら
「こうしたほうがいい」ってわかっていても、なかなかできないこととか、始めても長く続かないことってありますよね。
できなかったこととか、やめちゃったこととかは気にしないで、また何度でも始めればいいな、と40代の後半になるとそう思えるようになりました。
わたしは最近、カーブスという女性専用のジムに通い始めました。
小学校の頃からずっと、運動嫌いだったので若い頃から運動不足は気になっていました。
50歳近くなってやはり健康が気になるようになり、とにかくダメ元でいいから始めてみようと入会したのです。
週3回のペースであっという間に3か月が経ちました。今のところまだ、さぼっていないのですがもしもそうなってしまっても、「またやる気になったらやり直せばいい」と思っています。
行く前は面倒に感じるけれど、帰りの車の中ではいつも「やっぱり行って良かったな」と思うので、その「良かったな」という充実感やスッキリ感を何度も繰り返すようにしています。
運動習慣がついたら、またステージが上がるかな?と楽しみです。
自分に嘘をつかないこともステージを上げてくれそうです^^
4. 仕事は人生のステージを上げるために
わたし自身は、自営業を営むようになってから、かなり人生のステージは上がったと思います。
そして今振り返ると、お仕事というのは自分のステージを上げてくれるものもあるけれど、逆に自分の何かを差し出してしまって、エネルギー不足でステージも上がっていかないというお仕事もあるのだと気づきました。
女性が活躍する時代になったといわれますし、実際にそうなのだろうと思うのですが、それでもやはり女性は男性とは違う感覚を、仕事に対して持っているのではないかと思います。
自分の気持ちに素直になって
仕事に関する選択肢を増やして
それができるという自己効力感をアップして
あなたがやりたい仕事に就き
人生のステージを上げていけるように
わたしは自分にできることを
精いっぱいしていこうと思います。
長い記事を読んでいただき、ありがとうございました!!
また別の記事でお目にかかりましょう。