起業・開業・独立の失敗とは?起業したい女性へのメッセージ

こんにちは!キャリアコンサルタントの金子めぐみです。

 

今回は、起業・開業・独立の失敗についてのお話です。

 

なんだか失敗」って嫌な言葉ですよねえ。わたしはできるだけ「必要な経験」などと言い換えるようにしています・笑

きっと起業したいなと思っても一歩がふみ出せない女性は、失敗が怖いのかもしれないなと思って、この記事を書くことにしました。

 

そもそも「失敗」って!!

と、思いませんか?

 

自分が「こうしよう」「こうしたいな」と考えて頑張ってしたことなのですから、どんな結果になったとしても「失敗」ではないですよね。

 

それに、人生はブツ切りではなくてずーっとつながっているのですから、そのときには「失敗」のように見えたとしても、あとから見たら「あれは必要な出来事だった」ということだってあります。

 

そうはいっても、新しいことを始める前には不安や怖さがあるものです。

でも、それは人間の本能として備わっているものだから大丈夫、あたりまえなので心配はいりませんよ。

 

さあそれでは、起業したい女性にとって失敗が怖くなくなる世界へまいりましょう!!

 

1.  起業・開業・独立に成功失敗があるのでしょうか

1-1. 起業・開業・独立とは

「起業」は、会社を興したり自営業として仕事を始めたりすることです。

今まで学生という立場だったり、サラリーマンだったり、公務員だったりした人が自分の会社をつくるときによくつかわれます。

 

「開業」は、起業と意味は同じですが印象としては「お店」のように一般のお客様に向けてのサービスという感じがあります。

病院やクリニックなどの医療系も「開業」という言葉をつかうことが多いです。

起業・開業の失敗リスクを回避して小さく起業したい女性への記事はこちら

自営業の始め方|小さく起業したい女性に伝えたいこと

「独立」の場合は、今までしてきた業種でひとり立ちするという印象が強いです。

建築士、編集者、ライター、デザイナー、スタイリストなどの専門職や、美容室や飲食店などでこれまで培った技術や経験を活かして独立する、という感じです。

フリーランスというイメージもありますね。

自由な未来を楽しみたいフリーランス志望の方はこちらの記事を

フリーランスの意味とは|女性向けの始め方と確定申告の手続き

1-2. 成功はイメージかも

起業における「成功」とは、イメージなのかもしれないなとわたしは思います。

 

だって、人それぞれ「成功」の基準って違いますよね。

 

わたしは自営業の風船業「バルーナッツ」を始めてしばらくは、「書くことを仕事にしたい」という希望をまだ持っていました。

(売り上げが激減して副業でライターを始めるずっと前のことです)

 

わたしはラブストーリーが大好きだったので、朝4時に起きて2時間くらい、小学生だった息子を起こす時間まで毎日小説を書いていました。

 

風船業も頑張っていたので結果も出はじめて、時間が足りなくなって書くことをやめてしまったのです。

 

風船業の方が順調といっても、べつにメルセデスに乗れるわけでも、ブランド物を買いあされるでもなく、ごく普通に生活できるというレベルです。

 

でも、わたしにとっては「大成功!!」という気持ちでした。

これだけのおポンチ脳でよくやったと思います^^

注意資源とは|脳の燃料が少なく騙されやすいわたしやあなたへ

 

何より、自営業はストレスが少なくて驚きました

 

・仕事があればお金が入ってくるから嬉しい

・仕事がなければお休みが取れて嬉しい

 

というように、どっちにしても嬉しいのです・笑

 

その頃、よくお話させていただいていた経営者さんとお話をしていて

「自営業をおすすめる本を書きたいなあ!」

と口にしたところ、

「それには金子さんが成功しなくちゃね」

とまじめに返されてすごく驚きました。

 

そう、わたしがいくらハッピーでも、

その経営者さんから見たら

成功していない女

なのですね(失礼な!)。

 

これほど、人によって「成功」って違うみたいです。

 

だとしたらやっぱり、成功なんて人それぞれのイメージだけのこと。

自分が

「うわっ!このわたしがこれだけできれば大成功じゃん!」

と思えたほうが幸せだと思います。

自分を大切にする生き方をしようという記事はこちら

自分を大切にする生き方とは|スピリチュアル・恋愛・仕事

 

1-3. 失敗もイメージかも

起業における「失敗」も、「成功」と同じように、人それぞれが持つただのイメージだとわたしは思います。

 

ある場所にあったお店がなくなっているのを目にしたときに

「ああ、あのお店つぶれちゃったんだ」

って口にする人っていますよね。

 

どうしてそう思うのかな?

とわたしは不思議です。

「あのお店やめちゃったんだね」とか

「あのお店なくなっちゃったんだね」ならわかりますけれども。

 

ちゃんと利益が出ていてもお店をたたんだのかもしれないし

別の場所で新たにお店を始めたのかもしれないし

他の仕事がしたくなったのかもしれないですよね。

 

一般の個人が転職しても、いちいち

「あの人は失敗したんだね」

とは言われないのに

 

起業や開業に関しては「成功」「失敗」ってジャッジするのはおかしいとわたしは思います。

 

わたしは今、風船業だけでは生活ができないので、ライターもしていてキャリアコンサルタントもしていこうと思っていますが、べつに失敗したなんて思っていません・笑

そもそも常識知らずだしね^^

常識とは?常識を疑える女性は非常識ではありません

わたしの例を出したらあなたもちょっと気が楽になりましたか?

他人がどう思うか、どうジャッジするかなんてどうでもいいです。

 

自分の人生がどれだけ楽しいかが大切だとわたしは思います。

 

2.  起業・開業・独立で女性が失敗を避けるために注意すべきこと

1章で「失敗はイメージ」といいましたけれど、実際に事業を運営できなくなる事態になることは困りますよね。

(それも「失敗」ではなくて「良い経験」だとは思いますけれども!)

ここでは、女性の不安を少なくするために具体的に注意すべきことをお話しますね。

 

2-1. フランチャイズ契約

フランチャイズ契約をして起業する場合は、信頼できる会社かどうかよく調べてください。

わたしは一度、似たようなことでトラブルになったことがあるのですが、後始末が大変でした。

 

契約書は自分だけで読んで判断せずに、弁護士さんに見てもらった方がいいです。

弁護士さんは相談料金が30分5千円になっているところが多いようです。

わたしの場合はトラブルになってからお世話になったので、ものすごくお金がかかりました。

あまり大きな契約でないなら、1時間くらいで契約の危険なところなど教えてもらえるそうです。

 

フランチャイズ契約というのは、その事業の経営の仕方などのノウハウをすべて教えてもらって、看板(知名度があれば役立ちます)を出させてもらって、その分のお金を契約通りに支払って起業する方法です。

「白いたい焼き」ブームを覚えている方も多いのではないでしょうか。

一時はどのお店にも行列ができるほどの人気だったのですが、ほとんどの店舗はフランチャイズ契約で運営していました。

ある男性は、早稲田大学を卒業後、銀行勤務を経て「白いたい焼き」のフランチャイズ契約をして開業しました。

貯金もあったので初期費用600万円をかけて最初の店舗をオープン。

 

1日に30万円売れる日もあり、彼は次々と店舗を増やしました。

 

しかし、ブームは数年で去り1日の売り上げは数千円となるお店も出てきます。

2年契約が基本のショッピングモールに出店していたため、閉店するにも2年分の家賃を支払って清算するしかなく、全店舗閉鎖して残ったのは数千万円の借金だったそうです。

この男性は出身大学を見ても優秀な方ですし、起業前に働いていた銀行では融資の担当をされていたそうです。

 

おなじ波動のものが引き寄せあうとしたら、このサイトに来てくださっているあなたは、わたし同様この男性よりも優秀じゃないですよね?

こんなに優秀な男性でもこんなことになる可能性があるのです。

クリティカルシンキングができる男性だったはず

クリティカルシンキングの意味とは|具体例とトレーニング方法

 

フランチャイズで起業することで成功されている個人事業主や会社ももちろんたくさんあります。

メリットもたくさんあるので、一概にフランチャイズが良くないというわけではありません。

 

けれど、たぶんわたしやあなたには手に負えないものなのかもしれないです。

(一緒にするな!と思われたらごめんなさい)

わたし個人の意見としては、女性にはあまりおすすめしません。

 

2-2. 借金

お金を借りて起業することは、フランチャイズ契約同様によく計画を立ててしっかりと考えられる人でない限りわたしはおすすめしません。

 

起業してその後運営していくということは、投資して回収することのくり返しです。

 

大きく投資すれば、うまくいったときには大きくリターンがあります。

なんだかわかりきったことを書いているような気になりますが・笑

 

大きなリターンを求めて借金をすることは避ける

これ、かなり大切なことだと思います。

 

なぜなら、あなたもわたしも、大きなお金がからむと普通の心境ではいられなくなるからです!!

(一緒にするな!という方、ホントにすみません)

 

3千円の材料費に手間や技術をかけたものを1万円で売ることは緊張しませんが

30万円の材料費に手間や技術をかけたものを100万円で売るとなると

「ほんとうにこの売価でいいのかな?」

「もし売れなかったらどうしよう…」

というネガティブな気持ちが湧いてきちゃうのです。

ネガティブって悪循環になっちゃうんです

ネガティブの意味とは?思考・感情をコントロールする方法

そうなると、うまくいくものもいかなくなってしまうのですね。

 

はじめは自分がドキドキしない金額を扱っていると、徐々にその金額が大きくなっても大丈夫ですから、借金しないでスタートできるのが理想だと思います。

 

初期投資が必要な事業なら、頑張ってお金を貯めて、貯めたお金でできるくらいのことがいいんじゃないかなとわたしは思います。

起業・開業・独立の失敗を転機としてスピリチュアルで予兆をキャッチする記事はこちら

人生の転機の意味とは|前兆・予兆をスピリチュアルでキャッチ!

2-3. 共同経営

ひとりじゃ心細いから、誰かと一緒に起業したい…ということも気をつけたほうがいいと思います。

 

お花屋さんや風船業、美容室などは姉妹で経営しているという例も多いのですが、姉妹という関係があるから大丈夫なのだろうと思います。

 

他人の場合は、どこかで必ず別れる日が来ると考えておいた方がいいです。

 

親しい人と事業をはじめてしまうと、仲が良いだけに先々の取り決めをしないままということも問題になるようです。

 

お金のこと、仕事の分担のこと、いろいろな取り決めをして協力したほうが絶対に良い結果になると確信できる場合以外、最初はちょっと大変でもひとりでスタートしたほうがいいと思います。

ひとりで起業する失敗の不安を解消できる商工会の記事はこちら

商工会の会員になるメリットとは|商工会議所との違いと会費

 

3.  起業・開業・独立で女性が失敗しにくい理由

3-1. 現金取引で仕事をする人が多い

女性は起業したとしても、難しいことは苦手なので(優秀な女性の方すみません!これはわたしが基準です)現金取引の仕事をする人が多いはず。

だから、失敗しにくいとわたしは思います。

 

「黒字倒産」という言葉をご存知でしょうか。

わたしは耳にしたことはありましたが「どういうこと?」というくらいに知らなかったので調べてみました。

 

「損益計算書」「貸借対照表」という言葉が出てきちゃうと読むのが嫌になっちゃうと思うので(私だけ?笑)、わかりやすく書きますね^^

 

商品を提供するときには、仕入れが必要です。

仕入れの支払いは来月なのに、商品の代金を支払ってもらうのは3か月後だとしたらその間の運転資金が厳しくなりますよね。

 

「キャッシュフロー」というのだそうですが、「会社が動かせる現金」がなくなってしまうと「黒字倒産」が起こるのだそうです。

 

あとでお金が入ってくることがわかっているのだから、銀行さんもお金貸してくれればいいのにね~と思いますけれども、入ってくるかどうかは入ってくるまでわからないからでしょうかねえ??

 

わたしの場合、風船業のいちばん最初は輸入のバルーンをつかって自分でバルーンギフトを作ることができるというキット商品を売ることから始まりました。

とても思い入れがある商品なのでいろいろなところに営業に行ったのですが、同じ埼玉県に本社がある、たくさんの雑貨店舗を持つ企業様に「支払いは手形になるけど、大丈夫?」と尋ねられました。

 

経営に関しての勉強が不足していた(今もしているのでしょうね・笑)わたしは、意味がわからなかったので「すみません、調べてからまたご連絡差し上げます」と言っていったん帰りました(笑)。

 

帰り道に電話で知り合いの経営者さんに尋ねたところ、支払いを手形でもらうと(その手形を現金化するまでは)手形はお金みたいにはつかえないということがわかりました。

 

たくさん注文がいただけるけれど、リスクがあるみたい…

なんだかよくわからないので怖いし、当時は自分と内職をしてくださっている若い主婦の女性だけで商品をつくっていたので大量発注されたら大変だなということもあって、わたしはお取引を遠慮しました。

経験則で不安なら熟考したほうが

ヒューリスティックの意味とは|心理学?計算機科学?評価や調査に役立つ手法

 

おそらく、このサイトに来てくださっているあなたもわたしと同じ判断をするのではないでしょうか?

だから、女性は黒字倒産しにくいと思います。

 

3-2. くり返しもコツコツもわりと得意

女性の方が男性よりも「くり返し」とか「コツコツ」とかが得意な人が多いですよね。

この「くり返し」「コツコツ」ができると失敗しにくいので、女性は起業に失敗しにくいのだと思います。

 

毎日の生活、家事の中には

毎日毎日毎日毎日、くり返しくり返しくり返しくり返し、

同じことをするものが多いですよね。

 

食事だったら

洗って切って調理して盛り付けて…

洗って乾かして片づける…

くり返し

 

洗濯だったら

放り込んでたらーっと入れてスイッチ入れて…

干して取り込んでたたんで片づけて…

くり返し

 

掃除だったら

…ま、もういいか・笑

 

とにかくそうした作業をかなりの女性が毎日くり返しています。

 

学生時代に雑誌で読んだ松任谷由実さんのインタビュー記事には

「クリエイティブなこと以外はしないですね。家事の中でも料理はしますけれど、くり返しになることはプロにお任せしています」

と書かれていて、

かっちょいい~!!

と思いましたけれども、まあ普通の女性はユーミンのようにはいかないですよね・笑

仕方なくでもなんでも、くり返し作業をしていると思います。

 

だから、慣れちゃっているのですね。

 

お仕事の中には、好きとか嫌いとかにかかわらず、

毎日することや毎週することや毎月することや、

お客様がいらっしゃるたびにすることや依頼を受けるたびにすることなどがあります。

 

うまくいかないことがあったときも、たいていはコツコツと改善していくことが必要です。

 

男性の「起業したい人」ってきっと、

社長さんになってすごい商品やサービスをつくって、社員さんを増やしたり店舗を増やしたりしてガツンと成功したい!!

って思ってる人が多いのではないでしょうか。

(偏見だったらごめんなさい!)

悪い意味での偏見スティグマについて

スティグマの意味とは|きれいごとを信じられる心理の話

そうなると、たぶん成功する人はほんの一握りではないかなあと思います。

 

それに比べて女性は、不安を感じやすい分だけ慎重ですし「くり返し」「コツコツ」も頑張れますから、男性の考えるような「成功」はしなくても、「失敗」といえるほどのダメージも受けないのではないかと思います。

 

3-3. いらないプライドがない

女性には男性と比べて、不要なプライドを持っていない人が多いとわたしは思います。

 

プライドには必要なものもあると思うのですが、持っていることで自分の心を蝕んでしまうプライドもあると思います。

そうしたいらないプライドは、ものごとがうまく流れることを妨げます

 

誰かと自分を比べて

「ちっくしょう!俺だって何が何でも成功してやる!!」

と力を入れているとストレスがたまりますし、良いアイデアも浮かんでこないですよね。

 

女性の場合はしなやかに

「わあ、素敵~!あんなふうになりたい~」

と受け止められるので、そうなることができるのだと思います。

嫉妬しないことで気持ちが楽になります^^

嫉妬しない方法|仕事も恋愛もうまくいく女性になろう

 

4.  起業したいあなたは失敗を考えなくても大丈夫

起業したいな、というあなたは失敗について考えなくても大丈夫です。

この記事を読んで、読む前よりもそう思ってもらえたらいいなと思います。

 

スピリチュアルな考え方が好きな女性なら引き寄せの法則などを知っているかと思います。

失敗についていつも考えていると、そうした現実を引き寄せてしまうのですよね。

 

不安や怖さ、恐れは人間が持っている防衛本能なので、なくすことはできません。

新しいことをはじめるときには、未知の未来に対して不安を感じるのは当然だし、誰もが同じだと思ってください。

マインドフルネスは心を整えるのに役立ちます

マインドフルネスとは|心理療法として役立つ瞑想の効果と方法

 

女性ってあんがい粘り強いところがあるので、

成功を目指して起業したのにうまくいかない男性みたいに

うわあ、もう俺はダメだ~!!おしまいだ~!!

ってならないと思うんです。

 

あれ?今月売り上げ伸びなかったなあ。

どうしてだろう?何をしたらいいかな?

なあんて思いながら、女性ならまた来月も頑張れちゃうのではないかと思います。

 

そもそも、「成功」「失敗」って最初に書いたように人それぞれ違う「イメージ」ですから、気にすることなんてないです。

 

嫌で嫌で仕方がない仕事に行って、1か月30万円で生活するの

通勤もストレスもなく楽しく仕事して1か月30万円で生活するの

どっちが自分にとっていいですか?

っていう程度のことだと思います。

心がアンビバレンスにならないように^^

アンビバレンスの意味と法則とは|もやもやに対処する心理学

 

長い記事を読んでいただき、ありがとうございました!!

 

あなたが起業の失敗に目を向けずに

楽しいお仕事に出会えますように。

 

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